2016年07月10日 (日) 23:41 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - イクメンだかイケダンだかになろうとした日の挑戦記録 | | | Edit |
2016年7月10日、日曜日。

梅雨はまだ明けていない。
今日は雨は降らなさそうだが、なんとも言えない微妙な曇り空だ。

そんな天気予報だったから今日は特に家族の予定を決めていなかった。
そして、朝、起きて、天気予報通りの空模様を確認すると、私は嫁に言った。
「今日、特にやること無いし、娘ちゃん(1歳)は俺が見てるから美容室でも行ってきたら?ついでにランチ食べて、何かウィンドーショッピングしたりカフェでのんびりしたりしてくれば?」

別に突然そんなことを言い出したわけではない。
数日前に嫁が「娘ちゃんが離乳食をどうしても食べないとゴネた挙句に散らかして、イライラしちゃって大喧嘩しちゃった・・・」と少し落ち込んでいたし、今日が嫁一人で気分転換してきてもらうのにちょうど良い日かなと思っていたので、昨晩にも同じように声をかけた。そして、起きて天気が良ければ一緒に公園などに出かけ、もしイマイチなら考えてみる、と返事をされていたのである。
今朝また声を掛けた結果、嫁は美容室をWeb予約していそいそと身支度を整え、私がおもちゃで娘の注意を引き付けている間に「じゃあ行って来ます!」と出かけていった。
「のんびりしておいで」
娘は、嫁(ママ)に置いていかれたとなると大泣き確実だけど、いつの間にかいないけどパパが遊んでくれてるしまぁいいか、なら大丈夫。まずは順調な滑り出し。


朝10時過ぎ。

嫁が出かけてから、部屋に掃除機をかけ、嫁が洗濯した衣類を干し、ベランダの排水溝を掃除した。
そうしている間、娘は、掃除機を自分でかけてみたり洗濯カゴをひっくり返してみたりベランダをぐるぐる歩き回ってみたり、お手伝い(邪魔)をして遊んでご満悦。11時半頃、ベッドに連れて行って一緒にゴロゴロしながら遊んでいると間もなくあっさり寝始めた。
寝室をそっと出て、TV番組『男子ごはん』を眺めたり、嫁の女性ファッション雑誌『VERY』をパラパラめくってみたり、パソコンに向かって「赤ちゃん 頭の臭い」と検索してネットサーフィンしたりしたが、時間はあまり潰れなかった。娘の昼寝は1時間以上続くはず。

とりあえず寝こけている娘の写メを嫁に送っておいた。

20160915_204656.jpg


正午。

娘が起きるまでまだ30分以上。暇だ、何をしよう?
ということで、このブログ記事を書き始めてみた。

今日は徹底的にイクメン・イケダンになろうと思っている。その顛末を書き残しておこう。

イクメンというのは育児に積極的に参加する男性の意。
イケダンというのは育児や家事、仕事にファッションのいずれも高レベルにこなす「イケてる旦那」の事。
ちなみにこのイケダンというのは先述した女性誌『VERY』が作り出した造語らしい。まぁ、さっきめくってみたけれど、プチセレブの生活自慢みたいな内容で、羨望よりも嫉妬心が煽られる雑誌だった。オシャレにファッションきめてポルシェに乗って代官山で家族で仲良くお買い物するのを普通の日常とするこの雑誌がいう「イケダン」なるものには、私は当てはまる資格が無いのだろう。しかし今日は私なりに楽しんでイケてる旦那を目指すのだ。

VERY(ヴェリィ) 2016年 08 月号 [雑誌]   CZAomj3W8AAShYi.jpg


12時半。

嫁からメールが来た。
美容室が終わったらしい。家から30分程度の天神という繁華街にある。
「娘ちゃんが起きたら公園に連れて行くから、そっちは夕方くらいまでのんびりしてきなよ。晩御飯もカレーで良ければ俺が作るよ」と返信した。
ありがとう、と返信が来た。イケダン計画(※一日限定)のここまでの首尾は上々だ。
この後嫁が何をするのかは知らない。先月、ボーナスの一部を嫁の分として渡していたし、たぶん夏のバーゲンにでも行くんだろうと思うが、向こうから言ってこなければ聞くつもりも無い。

私は引き続きネットサーフィン。
さっき「赤ちゃん 頭の臭い」で検索していたのは、ひと月前頃から急に娘の頭が汗臭く匂うようになった事について、対応法などを調べる為だった。調べた結果、一般的なことらしく、中には強烈な臭いが10歳くらいまで続く子もいるらしい。とりあえず我が家ではちゃんと頭を洗ってちゃんとすすいでちゃんと拭くという基本を心がけてみて(シャンプーは普通の子供用のまま)様子を見る事にしよう。
あと、クックパッドでバターチキンカレーのレシピを調べて、プリントアウト。さっきTV『男子ごはん』で見たスペアリブは美味しそうだったけれど、私が作れるのはカレーだけだ。以前、嫁が「今度はバターチキンカレーを食べたい」と言っていたので、今日挑戦してみる気でいる。


1時過ぎ。

寝室から泣き声が聞こえ、続いてドタドタと足音、ドアががちゃりと開いて娘が泣き顔を覗かせた。「ママー?」 娘はなぜかいつも泣きながら昼寝から起きる。
ママはお出かけしてるよ、パパと公園に行こうか、と声を掛けながら、おむつを替えてやり、昼ごはんを食べさせた。娘の昼ご飯は、嫁が作り置きで冷凍しておいてくれたうどんと人参、そしてトマト。機嫌よく完食してくれた、良かった。
のんびりと自分と娘の身支度を整えると既に午後2時。ちょっとゆっくりし過ぎたかな。
嫁に「今から公園行ってくる」とメール。
「まだ家にいたの?こっちはもうやる事無いからそろそろ帰ろうかな」と返信が来た。
「本屋で時間潰したりするだけでも気分転換になるだろうし、帰ってきて家で一人で休むのも良いだろうし、公園で合流して一緒に遊ぶのも良いね」と返信。

1453000.jpg


2時。

娘を抱っこ紐(エルゴ)でお腹にくくり付けて、外出。急ごう。
嫁には言わなかったが、公園の前に他に行きたい所があった。
徒歩20分ほどの所にある子供服屋を目指す。
自分の昼飯は、途中のコンビニでおにぎりと野菜ジュースを買って、ちょっと行儀が良くないが食べ歩いて済ました。

かなり汗をかきながら、子供服屋『リトルーチェ』に到着。
ここは日本に店舗の無いアメリカのブランドの子供服を輸入して扱っており、商品はシンプルだが可愛くて、なおかつお手頃価格だ。特に0~1歳児の服が充実している。
数日前、車でここの前を通った時にショーウィンドーに「SALE」の張り紙があるのを見つけていた。以前、嫁と3人で通りがかりに訪れて夫婦揃って大変気に入り、その時は親戚の出産祝いの品(服)を買ったのだが、自分の娘用にも欲しい。また、ここは当ブログで是非紹介したいとも思っているので、その取材(外観写真撮影と取り扱い商品のチェック)も兼ねたかった。

[お気に入りの子供服店 – littluce(リトルーチェ) @福岡市中央区大濠公園近く] by グドすぴBlog
http://godspeeddiary.blog84.fc2.com/blog-entry-464.html


店に入ると、店長(と思わしき女性)から「以前にも来て頂いていましたね。今日はお一人ですか?奥様が大変お綺麗だったのでよく覚えています」と声を掛けられた。
反射的に「いえそんな」と否定しそうになったけれど、それは日本人のあまり良くない謙虚さだと思うので、「ありがとうございます」と笑って答えた。
娘は抱っこ紐から開放されると、店長さんから貸してもらったアンパンマンのシールブック(割と使い込まれていて、自分の子供のお古か、こういうお客さん用かな?)を眺めたり、店内の商品をあれこれ手に取って眺めてはちゃんと元に戻したりして、楽しそう。娘は、家のおもちゃ箱や衣装箱は中身をぶちまけるくせに、外では案外と滅茶苦茶をしないから助かる。私も落ち着いて商品を見ることが出来た。
白い可愛いドレスが気に入った。白いから汚れるかもとは思ったものの、安い(30%オフで約2,000円)からOK、と娘用に購入した。

まだ店で遊びたがる娘を抱っこ紐に戻し、家方向に戻る。途中で娘は寝てしまった。公園に行く前にスーパーに寄ることにする。
プリントアウトしておいたバターチキンカレーのレシピを片手に買い物。
鶏もも肉、トマトの水煮缶、ヨーグルト、生クリーム、バター、玉ねぎ・・・。カレー粉は家にある。


午後3時半。

買い物を終えてスーパーを出ると娘が目を覚ました。
そのまま家の近くの小さな公園へ。
娘を下ろして遊び始めようとしたところで私の電話が鳴った。マンションのベランダの方を見上げると、嫁が手を振っていた。手を振り返しながら、電話で「ちょっと公園で遊んでから帰るよ」と伝えた。娘にも「ほら、あそこにママがいるよ」と言ったけれど、娘にはよく分からなかったらしい。

滑り台を滑らせたり、グラウンドを走り(よちよち歩き)回ったり。特に娘が夢中になっていたのは、グラウンドの砂をかき集める遊びだった。地味だ。
途中から嫁も合流。公園の入り口に立ってこちらに手を振っている人影を見つけると、娘は「ママー!!!」と嬉しそうに大声で叫んでバンザイしながらママのもとへ一直線に走って行った。それまでもずっと楽しそうだったけれど、娘が今日一番嬉しそうだったのはこの瞬間だった。全くママには敵わない、まぁ、そんなもんだ。
3人でもう少しだけ遊び、公園に来てから一時間ほど経ったし空模様も怪しく(雨が降りそうに)なってきたので帰宅。

DSC_6831.jpg


午後4時半。

嫁に私が買ってきた子供服を見せた。気に入ってくれた。
驚いたことに、嫁も子供服を買ってきていた。(そちらはちょっと高級な子供服)
嫁曰く、「娘ちゃんと大喧嘩しちゃったから、子供服を買ってストレス発散した」。
まぁ、良いのだけれど、(ボーナスで)自分の物でも買えばいいのに。(笑)

休日に子供を風呂に入れるのは主に私がやっていたけれど、今日は嫁に任せて、私はバターチキンカレー作りを開始。
そうか、鶏肉をヨーグルトに30分以上(出来れば3時間以上、もっと言えば一晩以上)漬けておかなくてはいけないのか!その時間は考えていなかった。


午後6時30分。

夕食タイム。
完成したバターチキンカレーは私と嫁とで。
娘には、レトルトの子供用ハンバーグカレーを用意。
(バターチキンカレーは子供も食べられるはずだけど、初めて作った今回は別メニューで。)

娘は食卓に着くと一足先に「おいしい」と言いながらハンバーグカレーを食べ始めた。続いて私と嫁が食卓に着くと、子供用マグを持って「ぱんかーい!」と得意げに突き出してくる。「乾杯、だよ」と言いながら3人で麦茶で乾杯。「かんぱい」「ぱんかい!」

バターチキンカレーはあまり味見をしていなかった。
嫁が最初に一口食べるのを待って、聞いてみた。「どう?」
美味しいよ、という返事を聞いてから自分も食べてみる。うーん・・・、美味しいといえば美味しいけど、トマトの酸味が強く出てて、お店で食べるものとは味が全然違う・・・。別の料理だ、これ。
そう言って少しテンションが下がった私に、嫁は「美味しいよ。作ってくれただけでもありがたいよ」ともう一度声を掛けてくれた。まぁ、いいか。今度は改善策を考えてまた作ってみよう。

食後は「今日は私が」という嫁にいいからいいからと返事をして洗い物まで済ませ、娘を捕まえて歯磨きをし、続けて遊び相手もする。嫁は洗濯物を畳んだり、雑誌(VERY)を読んだり。


午後8時。

TVで『池上彰の参院選ライブ』を観た。

娘は今の真ん中に座り込み、何やら真面目な顔をしながら小さなバッグにお気に入りのおもちゃをいくつか詰めてはまた出して、詰めてを繰り返すという遊びを黙々と続けていた、が、唐突に立ち上がり満面の笑みで両手を突き上げた。
TVから流れてきた「バンザーイ!」の声に反応したのだ。当確が出た候補者事務所からの中継である。
これには私も嫁も笑った。娘はその後もテレビからバンザイが流れてくる度に嬉しそうに万歳をしていた。
政治関係のものでそんなに嬉しそうに万歳をされる事には少し微妙な気持ちが沸かないでもないが、無邪気でなんとも可愛い。親バカである事は否定しない。


ちなみに、今日はそんな番組がやっている通り、参議院選挙があったのであるが、私と嫁は昨日(土曜日)に期日前投票に行ってきていた。
私は面倒くさがるタイプだが、嫁は真面目に選挙に行く派である。
昨日は私の会社の同期の新居に同じ年齢(1歳)の子供を持つ4家族が集まるホームパーティーがあり、その近くに期日前投票所があったので、ついでに投票も済ませたのだった。そのホームパーティーもなかなか盛り上がって、楽しかった。初めての企画だったが、嫁同士も意気投合していたようだし、良い気分転換になってくれたんじゃないだろうか。しかし昨日のそれは基本的に私の(仕事絡みの)イベントに家族を(嫁を)付き合わせたものであるから、楽しかったとしてもそれはそれで別として、今日嫁に息抜きの時間を持ってもらう事も必要だったと思っている。

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そうこうしているうちに午後9時。

まだまだ遊ぶ気満々の娘を寝室に連れて行って寝かしつけ。
まだ寝たくないと泣く娘を寝かしつけるのに30分くらいかかった。これはいつも通り。子供なんか夜8時頃になれば眠くなって勝手に寝入るものだと思っていたけれど、案外そうでもないという事は実際に育ててみて初めて知った。

忍び足で寝室を出ると、居間では嫁がほぼ消音にしたテレビを眺めてくつろいでいた。
少しだけテレビの音量を上げて、昨夜コンビニで買ってきておいた(嫁の好きな)アイスクリームを食べたり、他愛無い会話をしながら、2人でテレビ観賞。
番組はけっこう面白かったし、平和でくつろげた時間だった。


夜11時過ぎ、唐突に寝室から泣き声が聞こえ、ドタドタという足音が続き、ドアが開いて泣き顔の娘が現れた。なぜか掛け布団をしっかりと胸に抱えている。その姿に夫婦で少し噴き出してしまった後、嫁は娘を抱きかかえて、寝室に再度寝かしつけに行った。これもよくあるパターンだ。最初の寝かしつけは私でも大丈夫なのだが、その後に起きてきてしまった場合は嫁でなくては娘は寝ない。ベッドで添い寝して授乳(いわゆる添い乳)して、たいてい娘と共に嫁も寝入ってしまう。そういう日はそのまま川の字で寝る。子供用の布団で朝まで寝続けてくれる事はあまり無い。

嫁に「先に寝てて」と声を掛けて風呂に入り、その後パソコンに向かって・・・に至る。


まぁ、ベタな言い方だが、何も特別な事はしていないけれど幸せな一日だった。


嫁も喜んでくれていた。
ただ、別にもともと嫁から「一人の時間が欲しい」とか言われていたわけではなく、私から若干しつこく一人で出かけることを勧めたようなものだった。なるべくしつこく感じられないように、何も考えていない男の緩くて気まぐれな提案な風で、何より恩着せがましさは一切感じさせないようにと気は配ったつもりである。そのうえで、私がやりたかった事がちゃんと出来た、私なりには今日は「イケダン」として及第点であったか、と思っている。・・・が、それは今日作ったバターチキンカレーのように、私が思っているようなものとは別な味わいで嫁に伝わっている可能性はある、とも思う。
この日記をドヤ顔で書いている事が、全く隠せていないように。
いや、それはそもそも全く隠そうとしていないのであるが。その点はどうか大目に見て欲しい。


あと一つだけ調べ物をしたら私ももう寝よう。
バターチキンカレーでトマトの酸味を飛ばす為には、なるほど、蓋をしないで煮込むのがコツか・・・




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ジャンル:結婚・家庭生活
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