2014年09月25日 (木) 23:01 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - I am your Father. (ダースベイダーで結婚披露宴余興) | | | Edit |
「お願いがあるんですけど。披露宴で余興をやってくれませんか?あのダースベイダーで。」


・・・。 ん? あぁ、


そういえば何か月か前に、7月に結婚式をするって電話報告は受けてたけどさ、正直忘れてたよ。
実家に招待状を送ってくれてたみたいだけど、届いてたの知らなかったし、出欠返信も出してないよ。
場所は横浜だっけ?
行けたら行くけど、何日だって?
明後日?
明後日!?
いやいやいや・・・・で、余興って今から段取りするの?仮に俺が出席するとして、ダースベイダーで何をすればいいの?

「おまかせします!信頼してますから! 1個だけ考えてみたんですけど、僕の息子に向かって『I am your father.』って言ってもらうってどうでしょう?」

彼は出来ちゃった結婚で、既に一歳くらいになる息子がいる。

却下だバカヤロウ。

よりによって結婚披露宴の式中に、その赤ちゃんに向かって「私が父親だ」なんて言ったら、さすがに冗談では済まない。新婦親族にその場で殺されるんじゃないだろうか。

んー、でも、赤ちゃんに向かって言うのは兎も角、あなた(新郎)に向かって「I am your father.」って言うなら・・・そうだ、披露宴の最後の新郎の父親の挨拶時にそう言いながら乱入する事なら出来るかもしれな

「それ超良いっすね!それでお願いします!父親にも話を通しておきますから!楽しみにしてます!宜しくお願いします!!」プツッ ツー ツー

人の話は最後まで聞くがいい。
ドタキャンするぞ。

こんなのドタキャンで許されるだろ・・・、と最初は欠席する気満々でしたが、それが「いや、仮に、仮にだけどやるとしたらどんな企画があり得るだろう?」と考え始め、かくして、出席するだけでも厳しいスケジュールの中、ギリギリまで企画・準備に悩み・奔走し、結局余興をやってしまったのでした。

写真がほとんど(私の手元に)無いのですが、概要をまとめておきます。
余興企画に悩む誰か様の参考になればと思います。


DSC_2498.jpg DSC_2504.jpg DSC_2519.jpg P1050265.jpg



【用意したもの】

・ダースベイダーのマスク

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ボイスチェンジャー付きのフルフェイスマスク。
カタール滞在中に購入して以来、何度か使って遊んだものの、長らく実家の押し入れの中で真っ白になるまで埃を被っていたこれを、結婚式前夜の真夜中に水洗い。
俺はいったい何をしているんだろう?という気持ちになりましたよ。
(ボイスチェンジャーはまだ作動しました。)

実は、今回この依頼をしてきた新郎は、私の後輩なのですが、現在海外勤務中なのです。
その現地情報をネットで検索したところ、私のこのブログに行きつき、その中のダースベイダーの記事がとても気に入ったらしく・・・


・警備の誘導棒

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ライトセーバーになり得るものは何か無いか、と夜中に渋谷のドンキホーテに行ってみたら、おもちゃコーナーに1万円くらいでライトセーバー・レプリカが売っていたものの、さすがにそこまで出費する気は無い。
懐中電灯と何かで自作しよう・・・と懐中電灯コーナーに向かった私は、しかしそこで、交通整理の警備員が持っている誘導棒を発見。
なんと一般的な赤だけでなく、青・緑の計3色もある!しかも1本9百円くらい。
大喜びで赤と緑の誘導棒を買ったのでした。

しかし帰宅し(マスクを水洗いし)た後で電池を入れてみると、緑の誘導棒がなんと光らない。
翌朝、横浜のドンキホーテに行ったけどそこには赤い誘導棒しか無かったので、最終的に、パーティーグッズコーナーで光る棒を購入。(アイドルのライブ会場客席で振り回されてそうなやつ。2000円くらいだったかな)
この寄り道のせいで、結婚式前に新郎やスタッフと打ち合わせる時間が無くなってしまい・・・


・新郎の父親の挨拶文例

披露宴最後に両家を代表して新郎側のお父さんが出席者に謝辞を述べるのが一般的ですが、その文例をゼクシィnetからプリントアウト。
http://zexy.net/?vos=evphzex0011x0000306
結婚式スピーチ 親族代表の謝辞
http://homepage2.nifty.com/hidey/shaji.html



あとは、披露宴の本番真っ最中に、結婚式場の係員・司会者・新郎のそれぞれとわずかな隙にこっそり打合せをして余興のポイントだけを決めて、一方テーブルでは、同テーブルに着いていた久々に再開した方々との会話も料理も酒もそこそこに、文例に赤ペンを入れて挨拶文を作り上げ、ドキドキしながら脳内リハーサルを繰り返しました。
もうほぼ全てが即興。アドリブ。
緊張が3割、不安が7割くらい?
「空気の読めないスターウォーズマニアが最後に場を白けさせてしまった」ような感じになってしまったらどうしよう、超怖い。
でも、この道を行けばどうなるものかー、迷わず行けよ行けばわかるさありがとーっ!


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【余興の内容】

1.披露宴終盤、司会者が「ここでお喜びのご両家を代表して頂きまして、新郎のお父様よりお礼のご挨拶がございます」とアナウンス。

2.その瞬間、会場の照明が消えて「帝国のマーチ(ダースベイダーのテーマ)」が流れ始めると共に、新郎新婦が最初に登場したらせん階段上のドアが開く。
スポットライトを浴びながら、ダースベイダー登場。

3.ダースベイダーが会場を横切り、まっすぐ新郎新婦が座るテーブルに向かう。(途中、悠々と出席者に手を振ったり、あっけにとられてる赤ちゃんの頭をなでたりしながら。堂々とした振る舞いが大事。多分。)

4.新郎新婦テーブルの横に到着したら、照明が付いて音楽もストップ。

5.用意されていたマイクを手に取り、スピーチ開始。
 しゃべりだす前に、胸元に付いているボイスチェンジャーにマイクを向け、呼吸音「シュー、コー、シュー、コー」を流してみて、なんとなく笑いを取る。

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「たけし君(仮名)、あゆみさん(仮名)、本日は誠におめでとうございます。

・・・たけし君、いや、たけし。
I am your father.

本日はお忙しい中、また遠方より、大勢の皆様にご臨席賜りまして、心より厚く御礼申し上げます。
新郎の父 ベイダーでございます。
両家を代表致しまして、一言、御礼のご挨拶を申し上げます。

(懐から挨拶文の原稿を取り出す)

先般より、会社の上司の方、ご友人の方々、皆様より、温かいお言葉、激励、にぎやかに楽しい余興までやって頂きましたことは、誠に両名にとっても一生忘れぬことだと思います。
本当にありがとうございました。

思えばたけしは子供の頃から面倒見のよい子でした。
いつも兄らしく兄弟を思いやる~、えー、中略します。
そんな性格が功を奏したのか、ここに、渡部家(仮名)のお嬢様との素晴らしいご縁を得まして、あゆみさんという優しく魅力的な女性を伴侶として迎えることができました。
親として、ほっとしているところであります。

今後は二人でともに協力しあい幸せな家庭を・・・・いや、今後は、父と息子として共に銀河を支配するのだ!」


最後、声高らかに宣言して大きくガッツポーズ。
同時に、新郎が「Noooooo!!!」と叫びながら、テーブルの下からライトセーバー(警備の誘導灯(緑色))を取り出してベイダーに切りかかる。
ベイダーも腰からライトセーバー(赤)を抜いて応戦。
二人で口で「ぶおおおん」とか剣の音を再現しながら、新婦を挟んでちょこっとチャンバラ。
適当なところで、大きな隙を見せながら「さぁかかってこい!」とのたまって、斬られるベイダー。

余興終了。

マスクを取って、手短に普通にお祝いのあいさつをして、今度こそ終了。


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【補足】

ちゃんと段取りを立てていれば、もっと他にやれる事もあっただろうと思います。
チャンバラの時に、もっと二人で暴れて、もみ合いながらケーキに入刀しちゃったりしても面白いかも~とか、そんなアイデアが出たりもしていたのです、が、アドリブ劇はアドリブ劇の良さがありました。

開始前に関係者と決めてあったのは、この余興の開始のタイミング、音楽、マイクを用意しておく位置、適当にスピーチするから終わったと感じたところで新郎が「ノーッ」と叫びながら切りかかってくること、チャンバラ時は両者とも口でライトセーバー音を再現すること、だけです。

最初に司会者から「ここで新郎のお父様よりお礼のご挨拶~」とアナウンスが流れた際、そろそろ(本当の)出番が近づいていたお父様はかなり緊張していたそうで、事前に余興について知らされていたにも関わらずあわてて席から立ち上がってしまったのでした。
帝国のマーチが流れ始めながら、司会者が「あっ、お父様、少々お待ちください!」と言う一幕が。
しかし、これがお父様の緊張をほぐしたらしく大変喜ばれ、披露宴が終わった際、このお父様から「ダブルお父さんで是非!」と引っ張って行かれ、なぜか家族写真にご一緒させてもらってしまいました・・・。
自分の中では、それなりに笑いを取れて、余興としてギリギリ及第点だったかなと思っていましたが、自分で思っていたよりも好評は得れたようで、ホッとしました。

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スピーチについては、原稿をかなり中略して読み上げました。
この余興にかかる時間が長くなり過ぎますし、その後に続く本物のお父様の挨拶と内容が被ってもいけないからです。
ちなみに、最初に懐から取り出した原稿を広げる時、皮手袋をしていたせいで手間取ったのですが、そこから新婦の「手伝いましょうか?」というアドリブの(?)一声を引き出すことが出来たり、途中の「思えばたけしは子供の頃から面倒見のよい子で~」と出鱈目な話を始めた時には、今度は新郎が驚いて良いリアクションをしてくれたり。子供の頃の事なんか知りませんからね。

余興の後に普通の挨拶に入る時には、
「只今のは、新郎に、自分が奥様とお子様を守っていくという気概を示して頂く、『ダースベイダー入刀』でした。」
と、言う予定だったのですが、なんとなく受けなさそうな気がして回避。

そんな風に、偶然の要素でも、狙っていたリアクションでも、とにかく慎重に空気を読みながら、活かせるものは活かして、取れる笑いは適度に取っていく・・・そんな進め方が出来たのではないかと思います。
行き当たりばったり?
いや、あえて言おう、「計画通り」であると!

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スピーチの長さに注意したという割には、この程度の余興の記事にこの文字数を費やしてすみません。
最近DVDで観ている、台本が無いようであるようで無くて面白い「水曜どうでしょう」と比べて~とか、暗黒面で言う無計画なら~とか、父とは~とか、色々と思う所がありましたがそれはまた別のお話

分かってる、分かってるよ。未熟な余興だったって事は。
でも俺は頑張ったんだよ・・・。

I am your....




そして父になる DVDスタンダード・エディション
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ジャンル:ライフ
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