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2010年06月25日 (金) 23:05 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『告白』 | | | Edit |
俺は・・・牛乳に負けたのかも、知れねぇな・・・

告白 ポスター


いやぁ、なかなか面白かったよ。

原作本も立ち読みでざっと斜め読みした事があったけど、映画が大ヒットと聞いて観てきました。
なかなか不謹慎で凄惨で後味も悪くなるべき物語なのに、感じるのはむしろ爽快感。

原作:『告白』 湊かなえ著 2009年本屋大賞・第29回小説推理新人賞受賞

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊 かなえ
双葉社
売り上げランキング: 18
おすすめ度の平均: 3.5
5 普段本を読まない人でも読みやすい
4 批判と絶賛があってこそ
4 作者の怒りがストレートに出ています


【あらすじ】 (序盤のみ。ネタバレなし)

とある中学校の1年B組。
終業式後の雑然としたホームルームで、担任の森口悠子(松たか子)が37人の生徒を前に静かに語り出す。
自分がこの日を最後に教師を辞めること、シングルマザーとなった経緯、如何に娘を愛していたか。
そして続く次の告白に教室内は静まりかえる。
「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」

そうして犯人には恐ろしい復讐が仕掛けられ、クラスは2年生の新学期を迎える・・・




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khk_ma1_large.jpg hannin wakatta

一人の女性教師の「告白」から始まる壮絶な復讐劇。
ほぼ原作どおりです。
複数の事件関係者の告白によって、真相と復讐の行く末が明らかになっていくのも、原作と一緒。
違う視点からの新しい事実が掲示されるだけで、どんでん返しを食らったような気持ちよさを味わえる。
しかも何度も。
しかし、この映画(原作も)について何が一番良いかって、
この復讐が思いっきり完遂される所だよね!
見に行って損は無いよ。

あと、ネタバレトークの前にもうひとつ言いたい。

学級委員長、北原美月役の子が可愛い!w

mizuho start mizuho start 2

誰だコレ、と思って調べたら橋本愛という女の子だった。
雑誌「Seventeen」のモデル、代々木ゼミナールのCMなどに出てて、1996年生まれ。
ふーん。
って、14歳!?
牛乳は成長に良いということはみんな知ってることだが、
14歳にして、この俺にこの子ならイケると思わせてしまうとは・・・・俺は牛乳をあんなに恐ろしい飲み物だと思ったのは初めてだったよ。


なーんてね。






以下、ネタバレ。


milk with blood



ってか、ラストシーンについて少し考察。


ラストシーンは一見原作と同じに見えるけど、実はちょっと(結構?)変えられてるよな?



last 1 syuya last 2 syuya


「ねえ、渡辺くん。これが本当の復讐であり、あなたの更生の第一歩だと思いませんか?
なーんてね。」


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犯人A(修哉)は、原作では壇上に上がるものの作文など読まず、世の中への嘲笑と勝利の叫びを上げながら爆弾のスイッチを押すのに対して、映画では作文を普通に読み上げ、取り乱すのはそこを降りて森口先生からの電話を受けてからになる。

また、最後、犯人Aと森口先生のやり取りは携帯電話を通じての会話で完結するのに対して、映画では通話の最後にまさかの森口先生本人参上。
最後の一言は面と向かって投げつけるものになる。

なんで「まさか」なのかって、だってさ、森口先生は爆弾が爆発した大学の側にいたはずなんだよ?
少なくても、爆発音「ドカーン」が聞こえる程度には近い場所にいたはず。
一方、犯人Aが取り乱すまで始業式は静かにつつがなく行われていた事から考えれば、爆発現場(大学)はその近くにはないはず。
それなのに、森口先生は短い通話中に犯人Aの下に参上。

さらに言えば、原作にあった
「・・・少し周りが騒がしくなってきました。パトカーやサイレンの音があなたにも聞こえていると思います」
というセリフ及びそういった(爆発を確定付ける)描写が皆無だったこと、まで考えれば・・・・

映画では、爆発は無かった可能性があるね。


もちろん、最後の森口先生登場は、あくまで「映像はイメージです(笑)」かもしれないです。
その直前の爆発現場を犯人Aが目前で見届けたように描かれるシーンのように、実際は携帯電話での通話だったものが、犯人Aの脳内イメージとして、森口先生から面と向かって最後の言葉を投げつけられるように描かれただけ、とか。
その場合、爆発は実際にあったんでしょうね。原作どおり。


「なーんてね。」という言葉も原作には無かった。
犯人Aが森口先生に放った言葉を逆に投げ返すものなので、なかなか効果的な最後の一撃。
が、何が「なーんてね」なのかと考えれば、爆弾を大学で爆発させ(るようにし)た事を指すという解釈も出来るようになっています。

普通に解釈すれば、あの「なーんてね」は、更正云々についてを指すのでしょう。
犯人の更正になど、森口先生は興味が無いから。
彼女が為したのは、ただの完璧な復讐。

または・・・

「なーんてね」という言葉を発することで、その言葉の通り、娘の死からその後の悲劇の数々まで全て冗談に(無かったことに)なってくれればいいのに、という叶わぬ願いが零れた、の、かも。


ラスト、悲しみや喜びやその他あらゆる感情がごっちゃに噴き出したような表情でしたもんね。
声も少し震えていたし。


観客が皆、映画に見入っており、エンドクレジットに入っても誰も席を立たなかった事に少し驚いた。
そんなのなかなか無いよね!
劇場が明るくなってからようやく一斉に観客が席を立ち始め、出口に向かいながら早速感想を話し合ってる・・・そんな作品でした。


個人的には、爆発が実際にあったのかどうかとか、命の重さ軽さがどうのとかどうでもいいです。
むしろそこまで考えたら負けだと思ってる。(笑)

単純に楽しむための好みで言えば、原作の方の、最後まで冷徹なマシーンのような復讐者であり続けた森口先生の方が、怖くてカッコよくて好きです。
が、映画の方のほんの少し人間味があるのかもしれない森口先生も、これはこれでなかなか。w

どっかーん
某ビール(発泡酒?)のTVCMが、これで

「毎日お疲れチャーン♪
 のどに ドカーーーン!!!」

って言うのだったら、寿命縮むかもしれん。w


一方、原作でただの厨二病のイタイ子だと思ってた委員長(美月)については、ありふれた軽い厨二病にかかってるだけで作品中一番の真人間、かつ美人という映画版の方が断然良い。www

weltel and mizuho mizuho end
死にっぷりも含めて良いな、と思ってしまった自分の性癖を少し疑わざるを得ないが・・・('A`;)


まぁ、とりあえず牛乳は素晴らしい飲み物って事だ!





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テーマ:『告白』
ジャンル:映画
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