2010年05月30日 (日) 12:18 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - スキューバダイビングの良い話怖い話 / 『あまんちゅ!』 | | | Edit |
今の職場で、研修中の新入社員たちが所員紹介を作っていて、そのアンケート用紙の趣味の欄に「スキューバダイビング」と書きました。
今回はそんなスキューバダイビングの話題です。


まずは良い方の話から。

この前、本屋で『あまんちゅ!』って漫画をジャケ買い(?)しました。

あまんちゅ!(2) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
マッグガーデン (2010-02-10)
おすすめ度の平均: 5.0
5 読んでみて
5 心が暖まるそんな作品です
5 忘れていたことを思い出させてくれる
5 ほのぼの
5 ARIAとは違う"蒼"


平積みされて、よく覚えてないけど「素敵なダイビング漫画だよ~」みたいな宣伝文句の書店店員のメモが飾ってあったのを見かけ、なんか表紙から良い香りを感じたので購入。

平積みの2巻しか売ってなくて、先日1巻を別の店で購入してきたので、今日ようやく読んだ。(笑)

物語は、伊豆を舞台に、東京から引っ越してきた引っ込み思案な女の子が、スキューバダイビングのインストラクターを目指す地元の女の子と友達になり、高校のダイビング部に入部して・・・そこから海や世界の広さを知って成長していく、ってな感じの話です。
「海女人(あまんちゅ)」ってのは、沖縄語の「海人(うみんちゅ)」を元にした造語だね。・・・だよね?

主人公が、完全な素人で水に入るのを怖がるところから始まるので、2巻でもまだ主人公自身は海には潜っていないんだけれど、水中の、なんだろう、あの、自分の好きな水中のあの空気感が絵から感じられて良いです。
水中の感覚を共有し、一緒に潜っているような気分になれるというか。
自分には海(ダイビング)の魅力の再発見をさせてくれるものになりそうな。

あと、伊豆って、多くのダイバーが潜りに行っていることは聞いていたけれど、電車で何時間もかかる割に寒くて透明度も低いらしいじゃん・・・と敬遠してた海でしたが、漫画で興味出てきた。(笑)
しっかし、漫画ではドライスーツ着用が基本になっていたけれど、伊豆ってそうなの?(;゚∀゚)
(ちなみに俺はドライスーツ着たこと無い・・・)

 ドライスーツ=完全防水の寒冷地用潜水ウェア


まぁ、気が向いた人は漫画読んでみればいいし、

ダイビングも仲間が増えると嬉しいな!

安全で簡単に始められるスポーツですよ~。






と、



ダイビング未経験の方は、読むのはここまでにして頂いて。



あとは経験者向けの話を。




本当はこっちが書きたかった。(笑)

ってか笑い話じゃないんだが。


あるダイバーの死と、その際のインストラクターの行動の話です。



今年5月4日、グアムの一番有名で人気なダイビング・スポットであるブルー・ホールで1人のダイバーが死にました。
自分も以前にそこで潜った写真を載せてましたね。
洞窟になっていて、中から上を見上げるとハート型の穴から光が差し込んでいて綺麗。

日本語でその事故に触れた記事が見当たらないので、英語の記事を貼る。


Scuba diving accident kills Micronesian Divers Association customer
CDNN - CYBER DIVER News Network

http://www.cdnn.info/news/safety/s100505.html
CDNN news_accident

53歳のアメリカ人女性がバディと2人でブルー・ホールに潜っていったところ、いったい彼女に何が起きたのか誰にも分からないんだが、急に深場に進み始め、しかもBCD(浮き輪となるジャケットで、空気タンクもそれとセット)を脱いでしまい、一気に穴の底まで落ちていって溺死・・・という事故です。
ブルー・ホールの底は100mくらいの深さだそうです。

さて、今書いたとおり、彼女はバディと2人で潜っていたのですが、ブルー・ホールは人気スポットなのですぐ事故が起きた時にも近くに他のグループがいました。
インストラクターとそのお客の5~6人のグループです。
死亡した女性は突然一気に落ちていってしまったので、そのインストラクターは何も出来ず見ていただけだった。

このインストラクターの行動について、グアムの他のベテラン・インストラクターをやっている人と議論になりました。
彼は、このインストラクターについて激怒していて、一緒に死んでしまう危険があっても女性を助けに行くべきだったと言います。
ベテランの方がそれくらいの心意気を持ってくれている事を嬉しく思う一方で、俺は、消防士やレスキュー隊のように救命行為は自分が生きて帰る事が絶対条件であって、しかも他に連れていたお客さんもいた中で、それを放置して自殺行為に向かうべきではなく、今回の彼の対処は正しかったと思うのです。

100mもの深場になると水圧で色々と危険極まりないので、それ用の装備とチームが不可欠です。
ちなみに今回遺体を回収したのはアメリカ海軍の潜水レスキューチーム。

死んだ女性はおそらく、超絶初心者だったか心臓発作でも起きたかでパニックになって、腰に巻いたウェイト(スムーズに潜行する為の重り)を外そうとして誤ってBCD(浮き)を脱いでしまった、で、浮きを失くし重りだけを身につけた彼女は一気に海底へ・・・。
と思いたいが、別にこんな例(↓)もある。


【リンク先閲覧注意】

下記リンク先の動画は、とある有名なダイバーがエジプトで潜水し、なぜか100mの海底まで落ちてしまって死んだ際のもの。
彼自身が持っていた水中ビデオカメラに潜水開始から死亡までの映像が残っており、知人達がそれを見ながら彼の死の理由について思いをめぐらせるという動画です。
彼自身が手に持っていたものなので彼自身は映像には基本的に映らず、グロとかはないんだけど、怖い。
さすがに動画を直接貼る気にはなれないので、リンクのみ。


YouTube - あるダイバーの最期
http://www.youtube.com/watch?v=AtngcgJRDLw


制御を超えて沈み始めた時、重いビデオカメラなんて捨てれば良いし、ウェイトを外しても良かった、浮きに空気を入れても良かった、浮き上がる方法はいくつもあってどれも簡単なのに、なぜ有名なベテランともあろう者が・・・?(窒素酔い?)
この彼も、先述のグアムの女性も、実際何が身の上に起きたのか不明だというのが怖いな。
謙虚な気持ちで、安全には気を引き締めて取り組む!(゜Д゜)



間違ってこの後半部分を読んでしまって「ダイビングってやっぱり怖いじゃん!」と思い込んでしまった人にフォローしておくと、うん、本当に安全なスポーツなんだけど、安全は自分で確保するものだって事を忘れちゃ駄目だ。
そこらの道路や駅のホームで、道を渡る前に左右を確認したり、白線の内側に立ったり。
たったそれだけの事で死の危険を回避してるみたいにね。
たまに、例えば今回話に出たグアムのブルー・ホールでは、海底にタッチして浮き上がってこようとか命知らずな無茶をする人がいると聞いているけれど、そんな左右を見ないで道路を渡るようなまねはやめましょう、ってだけの話。
必要以上に怖がって避けるには勿体無いくらいの魅力が、スキューバ・ダイビングにはあるぞ!


余談だが、

さっき、「日本語でその事故に触れた記事が見当たらない」と書いたのだが、
事故の際に、他にブルー・ホールにいたお客さん達は素早く他へ移動させて、「何かトラブルが起きた」程度の認識しかさせないようにしたそうだ。
亡くなった方もそのショップもアメリカ系だった事もあって、ちょっとした緘口令も敷かれ。
そして事故の翌5月5日の現地ダイブ・ショップの日記とかブログを読んでみると、ブルー・ホールはお客さんで大混雑だったそうだし、「混んでて透明度はいまひとつだったけど楽しかったです♪」というお客さんの無邪気な書き込みも見受けられて、なんだかちょっと笑っちゃうな。
いや、なんか、事故は痛ましく思うし、亡くなった方のご冥福をお祈りするし、日系ダイブ・ショップのこの対応を批判する気も全く無いんだけど・・・・世の中(人生)ってこんな風に続いていくんだよな、って思うと、なんかね。


漫画『あまんちゅ!』のテーマの1つでもあるようですが、

「楽しむ」というのはどういうことか、って結構深い話ですね。


今年も夏くらいにどこか海に潜りに行ければいいな~。


トン汁 あまんちゅ1ページ目

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テーマ:ダイビング
ジャンル:スポーツ
コメント
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125.  ららおURL  | 2010/05/30(Sun) 14:21 | #-[ 編集]
はじめましてー
ダイビングの記事見ました。
窒素酔いが原因なんでしょうか?
てかエジプトの動画めちゃ怖いですね。
今度海洋実習行くのですが
行くのが怖くなってきましたw
十分安全確認して楽しんできます。。
126.  グドすぴ | URL  | 2010/05/30(Sun) 14:49 | #-[ 編集]
>>125.ららおさん
初めまして。
行ってらっしゃい!
実習もそうですが、ある程度慣れるまではそんな深い海には行きませんから大丈夫ですよ~。w
127.  cigarkiss | URL  | 2010/05/31(Mon) 20:07 | #-[ 編集]
はじめまして~

あまんちゅ,前から気になってたんですが今度買ってみます!
自分もダイビングしてて友人に進めたりするんですが,怖がってやらない人多いですね.
無理には進めないので周りに潜り友はなかなか増えませんorz

あの魅力を知ったらいちころなんだがなぁ...



128.  グドすぴ | URL  | 2010/05/31(Mon) 23:31 | #-[ 編集]
>>127. cigarkissさん
はじめまして~。

ダイビングにはどうも敷居が高いイメージがあるようで。(´∀`;)
自分もそれほどやりこんでるわけじゃないんですが、地道に身近に感じてもらえるように記事とか書いていければいいなと思います。
137.  hirune | URL  | 2010/07/20(Tue) 21:41 | #K8YpoKjg[ 編集]
5月の日記に今頃コメントしてすみません。(笑)

割と最近、このグアムのハートに潜ってきたのですが、違うグループの人が、ブルーホールの横穴を出たところで突然沈んでしまったという事故がありました。(近くにいたけど詳細不明)
日系店イントラ、ちゃんと70m以上深くまで追いかけてすくい上げましたよ。自分のお客ですし必死ですよね。

確かにあの深みは暗くて嫌な感じがします。
窒素酔いじゃないとすると、やっぱアレですかね。沢山居そうな気がします、アレ。v-39v-40v-39(笑)←笑えないけど。

沈んでいく現場を生で見なくて良かったと思っています。私のようなヘタクソには・・・トラウマになってしまいますから。
エジプトの画像は途中で怖くて見れなくなってしまいました。
だって月末も潜るし・・・あぁ今後もイントラにすがるようについていこう。

また覗きに来ます♪
138.  グドすぴ | URL  | 2010/07/22(Thu) 01:15 | #-[ 編集]
>>137.hiruneさん
いつのどの記事にでもコメント歓迎ですよ~。(笑)

ブルーホールでは、やはりたまに事故があるようですね。
深さのある危険な場所にも係わらず、初心者で訪れる方が多いですし・・・
それに、「ブルーホールの底にタッチしてこよう!」とする非常に迷惑な命知らずな方も少なくないようです。

いやぁ、アレも怖いですね。アレ。(笑)
139.  名無しさん | URL  | 2010/08/06(Fri) 23:12 | #-[ 編集]
人が亡くなっているのに、こういう書き方は不謹慎だと思います。
140.  グドすぴ | URL  | 2010/08/11(Wed) 14:11 | #-[ 編集]
>>139
そうですか?
不謹慎にはせず、重くもせず、というように書いたつもりですが、結果的にまとまりの文章になったなという反省は感じています。
162.  もんもん | URL  | 2012/04/25(Wed) 17:08 | #zjHVuqUY[ 編集]
プールでの実戦練習と並行して知識たとえば窒素中毒
など、十分な知識と実践を積み、インストラクターは、一人の初心者につき一人いるようにすれば、大きな事故は防げたのではないでしょうか?ベテランになっても一人では潜らない方がいいと思っています。窒素中毒や三半規管の故障は絶対に防がねばなりません。想定される事故を学び、防いで行きたいですね。
163.  もんもん | URL  | 2012/04/25(Wed) 17:15 | #zjHVuqUY[ 編集]
補足です。折角楽しいダイビングにしたいのですから。
それに知人がダイビングして凄く良かったって嬉しそうに笑ったんです。また行くつもりなのって。だからこそ、安全対策は行き過ぎてもいいくらいです。十分な知識や事故の予防を学んで安全なチームを組んで潜ったらいいなあ。
164.  名無しさん | URL  | 2012/05/05(Sat) 12:15 | #-[ 編集]
先日初めてグアムで潜って来ました。まだまだ何も解らず、綺麗で楽しくて…また潜りたい!と言う気持ちと少し恐怖感もあって…いろいろ知識を増やして安全に楽しみたいです。
187.  名無しさん | URL  | 2015/05/06(Wed) 02:31 | #-[ 編集]
>「本当に安全なスポーツなんだけど」

あのー、危険なスポーツですwww
188.  グドすぴ | URL  | 2015/05/10(Sun) 00:28 | #-[ 編集]
> >「本当に安全なスポーツなんだけど」
>
> あのー、危険なスポーツですwww

んー、まぁ、安全と言ったのは、あくまで「安全は自ら確保するもの」である事を前提として、スキューバダイビングでの安全確保は他のスポーツや日常生活の場面と比べて特段難しいことではない、という意味で言っているので、自分だけは死なないとでも思っているような何が危険かをわきまえない人にとっては、確かに危険なスポーツだとは思います。


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