2009年11月25日 (水) 23:55 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 誕生日プレゼントは、『私の志集 300円』 | | | Edit |
自分への誕生日プレゼントとして、買ってみた。


というか、『私の志集 300円』をご存知だろうか?


新宿西口、小田急百貨店から小田急ハルクへと続く歩道橋の下に、「私の志集 300円」という看板を首から下げて立っている女性がいるのです。

新宿西口を通る人ならほぼみんな知っているであろう有名人。
っていうか、俺の知る限りでも10年前からいる。

ほぼ毎晩、同じ場所で大きな柱にくっつくようにして、じーっと立ってる。
目線はまっすぐ前。
その周りではお香の屋台があったり、占い師が何人か小さなテーブルを並べていたりしているのだが、その真ん中で大きな存在感を放っている。
そこだけ時が止まっているような。少し近寄りがたい雰囲気とも言える。
いでたちは、大体、白のブラウスに黒のロングスカートとかの簡素な服、黒髪ショートで化粧薄めの割と美人。
年は・・・若干年齢不詳な感じだけど、今は40歳くらい・・・かな?

新宿西口を通る(通った)人の多くが彼女を知っていて、さらにその多くが「志集」(漢字変換誤りではない)が何なのか気になっていると思うんだが、知っている人はほとんどいないはず。

彼女が立っている柱が、駅前の人通りの多い歩道の真ん中にある為、興味を惹かれても一瞬躊躇しているうちに人波に流されて通り過ぎてしまうのだ。
一度だけ、女性が彼女に声をかけて購入しようとしている場面を見たことがあるが、俺もそのまま通り過ぎてしまって「志集」を目にすることは出来なかった。

何を売っているのかさっぱり分からない。(笑)

「志集」・・・


気になる。長年気になっていた。( ゚Д゚)


「一枚下さい」なの?「一冊下さい」って言えばいいの?

その場で書いてくれるの?書いてある物の中から一枚を適当に選んでくれるの??


あいだを取って「一つ下さい」って言ってだよ、

彼女が足元のカバンから一枚の色紙を出して渡してくれて、

そこに


「明日から頑張る」


とか書いてあったら、俺はどうして良いのか分からない。w;

そんな事なら新宿名物の不思議な女性とだけ認識しておきたい、と、思ったりして、買ってみることを躊躇していたのだった。


だけど買ってきたよー!


しかし話を先に進める前に言っておくッ! 
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『そろそろ誕生日だと思っていたら、いつの間にか誕生日を過ぎていた』

な…何を言ってるのか分からねーと思うが(ry


年を取ったせいだと思うんだけど、誕生日とかクリスマスに特に何の感慨も湧かなくなってきた。('A`)
去年の誕生日とクリスマスにも何もしなかったらしく、どう過ごしたか何の記憶も無い。だから去年はクリスマスは無かったんだと思う。・・・え?

まぁ、今年は誕生日に気付いたので(過ぎてたけどw)、折角だから記念に何かしても良いだろう、と。(゚∀゚)!

そこで、例の志集を買って長年の疑問を一つ解決する事にしたわけです。


買うと決めて数日後・・・

夜9時頃、あの道を通ると・・・ いた!


「あの、志集、一冊ください」


人の流れから一歩横に踏み出してそう声をかけると、その女性は一瞬驚いたような表情を浮かべたが、その後の笑顔の可愛いことといったら、もう。(笑) いや、驚いた。
こっちが勝手に近寄りがたく感じていただけで、当たり前かもしれないけど、普通の人だった。

ほんの少しだけ話して、取り出してくれた最新号を一冊買った。

「思ったより小さいんですね」と言ってしまったのは、素直な感想だったが失言だったと思う。;


watasi no sisyu 41


文庫本サイズ。

買ったのは、最新の第41号。
発行日は2009年6月14日、とある。

16ページで1ページにつき1篇の詩。

最初のページに、「詩は 志で あらねばならない」と書かれている。
なるほど。

夫婦の共作であるらしい。
彼女の名前は日疋冬子さん(47歳)。旦那さんは日疋信(84歳)。・・・・Σ(゜д゜;)


poem reading vader



まぁ、中身は、写真アップや転載はしない。

それが当然のマナーだし、志集の最後にもその旨の注意書きがあるし、何より、気になる人には自分で買ってみてもらいたいからだ。

一年に一回の発行であるらしいから、40年前から新宿の街頭で志集を手売りしているらしい。彼女は2人目の奥さんであり、また2人目の売り子らしい。その他、旦那の「詩は志であらねばならない」という志との葛藤、新宿の街頭で手売りをする事の葛藤、日々のニュースや出来事で思ったこと、などなどが詩から垣間見える。


最後に、こうやって詩を売る事が出来るのもこの先もうそれほど長くは無いかもしれない、と読み取れる文が書いてあった。

旦那さんの年のせいかもわからんね。
あの志集が気になっている人は、早めに買ってみる事をオススメする。


Ms. Fuyuko Hibiki



さて、彼女について書かれた記事はググれば沢山出てくるけれど、特に詳しい記事2つへのリンクを載せておく。
嘘か本当かは知らない。

 昭和の根っこをつかまえに 第2回「私の志集」の巻
 http://www.vinet.or.jp/~toro/genko/syowa2.html

 詩人の魂
 http://suk2.tok2.com/user/gekko3/?y=2001&m=06&d=10&all=0



ところで、他人の志は兎も角、誕生日を越えて、今年の自分の「志」についてだが。

こうかな!

kiga muita ra ganbaru

ふはは、いつも通りですよ。w



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コメント
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35.  ☆june☆ | URL  | 2009/11/29(Sun) 02:00 | #-[ 編集]
おぉ~!お誕生日おめでとうございます!
ちなみに志集の発行日は私の誕生日だったりします…!
偶然ですが、びっくりしました。
主人が新宿育ちなのでぜひ聞いてみようと思います。
36.  グドすぴ | URL  | 2009/11/29(Sun) 14:57 | #-[ 編集]
>35. juneさん
有難うございます。
新宿育ちなら知っている、・・・はず!
是非聞いてみて下さい。(笑)
151.  日和隊副隊長URL  | 2010/10/31(Sun) 08:12 | #-[ 編集]
大変遅くなってしまい申し訳ありません。
トラックバック,ありがとうございます!

長年興味を持っておりました「私の志集」について,グドすぴさんの記事を読み,ますます興味を持ちました。
現在は都内に住んでいないため,新宿に足を運ぶことがほとんどありませんが,今度出張の折にでも足を運び,私も「私の志集」を買ってみたいと考えています。
152.  グドすぴ | URL  | 2010/10/31(Sun) 15:27 | #-[ 編集]
>>151. 日和隊副隊長さん

最近は自分もたまにしか新宿に行かなくなりましたが、つい先日も変わらず志集売りさんは同じ場所にいましたよ。
いなくなられると寂しいですねー。


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