2008年06月25日 (水) 18:36 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - Residence Permit(居住許可証)取得手続きでインシャラー | | | Edit |
National Health Authority
medical commission

(カタール保健省のビザ手続き用健康診断所)

  national health authority QATAR


カタールでは、
Work Visa(労働ビザ)に加えて、Residence Permit(居住許可証)を取得することで、1年間滞在可・運転免許取得可・酒類購入許可書取得可・医療費無料、などの資格が得られます。

そのResidence Permitを取得する為の一番最初の手続きが、ここでの健康診断受診です。
診断項目は、医者による検診・血液検査・X線検査
数日後、オンラインのビザ申請システムで、診断が無事パスした事が確認されると、次は別施設で指紋登録の手続きに進みます。


さて、一年半前に自分自身のこの一連の手続きの時を済ませて以来、久しぶりにこの健康診断所に来ました。大規模開発が進み、外国人労働者が国の人口の8割を占めるこの国ですから、ここは毎日えらい混雑です。
相変わらず混んでるわー。いや、一年半前より混雑がひどくなってるわ。
前は建物の外まで行列は伸びてなかったもん。(゚Д゚;)

自分の時でこの健康診断に3時間かかりました。
今は5時間かかるらしい。
何が凄いって、一日に100人程度の外国人しか訪れなかったという10数年前から、一日に千人以上が訪れるようになった現在まで、窓口の数が一個も増えてないって事が凄い。っていうかヒドイ。(笑)

今日は事務所の所長のお供でここに来ました。



・・・・暑いな、外は。気温42℃か・・・ (;´Д`)



所長。
頻繁な出張で出入国を繰り返していた為に、これまでこの人のビザ手続きを進ませられなかった。
ビザの申請を始めると、一連の手続きが終わるまで出国が出来なくなるからです。
無理に出国すれば、もう入国できないかもしれない。

さて、この所長がなかなかの難物。

「軍隊式」と揶揄される手法のリーダーシップで、これまで日本国内の空港プロジェクトを成功させてきた人。今回、カタールの大規模な国際空港プロジェクトの為に、社長から直々の指名で初めての海外赴任をしてきた。英語は全くしゃべれない。
そして、「俺の言う通りに働くなら出世させてやる、やれないというなら日本に即帰国させて一生窓際で過ごさせてやる」なんて豪語しちゃってる人なんだが・・・
まぁ、その手法だの人事だのにはごちゃごちゃ言うまい。
それも1つの方法だと思うし、正直どうでも良い、が、そうは言っても厄介なのが、そんな人の周りをがっちり取り巻く、出世に敏感な中高年社員達だ。というか、自分の取り巻きを所長が日本から呼び寄せてきた。


まぁ、くだらん話はそれくらいにして、


要は、こういう所長のビザの手続きを行うとなると、関係ない部長とかまで俺のトコにきて「所長を列に並ばせるな、賄賂でも何でも使ってなんとかしろ」とか無茶を言っていく。
そこでせめての配慮として、インド人スタッフに付き添わせるという他の職員同様な扱いはせずに、自分自ら付き添ってビザ手続きに来たわけです。
来たって何が出来るわけでもないけどなー。

ちなみに、ここカタールでは「袖の下」やワイロといったもので役所手続きなどがスムーズに進む、なんて事はありません。(基本的には。)
賄賂はイスラム教で禁じられているもの。
隣国UAEでは倍額支払うことでVIP扱いでスムーズに進めてもらえるという灰色なシステムがありますが、一方、某中東国ではワイロを払おうとした日本人が逮捕&収監されて半年後に廃人になって釈放されたなんていう話もあります。



暑い、日陰でじっとしてても暑いわー。(;´Д`)



実はね、昨日もこの健康診断所に来たんですよ。この所長とね。
先に朝っぱらからフィリピン人スタッフを行かせて、受付の列の先頭をキープさせてた。(GJ!)
そうして無事に所長を列の先頭に並ばせられたんだ、が、受付開始時刻をだいぶ過ぎても建物に入れてもらえない。
出入りするカタール人職員に聞いても、無言でシッシッと手振りであしらわれるだけ。
そうして待つこと30分。するといきなり職員が「ぶっちゃけシステムダウンしてんだよね」とか言い出した。「復旧にどれぐらいかかりそうなの?」と聞いたら、アラブ人の決まり文句が返ってきましたよ。

「インシャラー」 (=神の思し召しのままに=神のみぞ知る)

 (#゚Д゚)キシャー!!

アラブ人からこの言葉が出たらオシマイです。 それ以上の回答は引き出せません。あきらめましょう。

しょうがないから翌日(つまり今日)出直して来たんだけど・・・

で、ただ無策で再トライするのも難なので、ちょっと考えた。
そこでレバノン人スタッフから、昔にビザ手配代行を頼んでいたカタール人のエージェントにコンタクトをとってもらったら・・・・ビンゴ!その人の叔父が例の健康診断所で割と偉い役職で働いていて、その叔父さんに話を通して待ち時間無しで済むようにしてくれるという。ありがとう♪
そう、特にここいら中東では、人脈が最も物を言うのです。

そうして今日は、アラビア語のわかるレバノン人スタッフも連れて診断所へ来て、朝9時のアポイントメント通りにその「叔父さん」に会えて、所長はその人に連れられて施設の中へと消えていきました。(俺やスタッフは中に入れてもらえなかった。)


で、今に至ると。
この暑い屋外で、所長を待ってます。

エアコンの効いた車内でコーラ飲んで小説読みながら待とうかとも思ったんだけど、レバノン人スタッフとインド人ドライバーが健気に施設の入口に張り付いて所長を待っている姿を見ると・・・・自分も入口脇の日陰で待つ事にしました。
もう一回言うけど、気温42℃。
まぁ、暑いし汗をかくけど、ここの人間模様を眺めて過ごすのも悪くはない。( ゚∀゚)

って、俺も生意気な口を叩きつつもジャパニーズサラリーマンですね・・・。(笑)



1時間後、所長は無事に健康診断を終えて出てきました。

そして所長が苦笑しながら呟きました。
「どこの国の人もみんな、ここでまずアラブの洗礼を受けるんだな・・・」


あぁ、ぶっちゃけ、その一言が聞きたかった。www

過保護は良くない、俺はそう信じています。
指揮を執る責任者が周囲に過保護にされて実情も知らずにいるなんて、良い訳が無い。

今回、俺は自分が良い仕事をしたと思うよ。

出世?なるようになるんじゃない?インシャラー、だよ。w



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