2016年02月19日 (金) 03:11 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 映画『オデッセイ』 THE MARTIAN ネタバレでお節介な解説 | | | Edit |
(ネタバレはストーリー紹介の後の「以下ネタバレ注意」表記以降からです)


面白かった!この映画大好き!

絶望的なサバイバルが最新科学技術や現実に基づいたリアリティ重視で描かれるにも関わらず、この地に足の着いたエンターテイメントが観客に示してみせるのは、科学と人類の進歩のポジティブな面。観た後に明るく前向きな気持ちになりました。

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観終わって買い物中の嫁と合流し「面白かったよ!」と言ったら「んー、私はいいや」と言われたのはちょっとショックだった。(苦笑)
SFとかサスペンスとかを敬遠しがちなこういう人にこそ見て欲しい、と思うのですがね。
そう思うからこそ、この映画に対しては、批判的レビューのほとんどが内容を理解できていなかったり無知だったりする故のものである事が残念だったので、当記事を書くことにしました。

この映画の原作は、科学オタクを自称するアンディ・ウィアー氏が自身のブログで連載していたWeb小説「火星の人」(The Martian)。読者の支持を得て書籍化され、それがほぼ忠実に映画化されたのが今回の映画です。上映時間142分(2時間22分)と長めの映画になりました。
細かな説明をわずかな映像で済ませて観客の想像力に委ねている部分(悪く言えば説明不足)もありますし、いくつかの原作エピソードが端折られてもいますが、逆に映像で細部が補完・改変(改良)されてもいます。気になる方は、原作も科学うんちく部分はともかくさらっと読める本なので読んでみると良いのではないでしょうか。
ちなみに、映画は第73回ゴールデングローブ賞(コメディー/ミュージカル部門)の作品賞と主演男優賞を受賞しました。主演のマット・デイモンが「この映画はコメディなのですか?」とインタビュアーから質問され、「いや、ミュージカルだよ」と答えたそうな。


【ストーリー】
3度目の有人火星探査ミッション「アレス3」のために火星へと送り込まれた6人の宇宙飛行士は、猛烈な砂嵐に遭遇し、わずか6日目にしてミッション中止を余儀なくされた。さらにクルーの1人が宇宙服破損の信号を残して砂嵐のなかへと吹き飛ばされ、生き残った5人だけで火星を脱出。ところが――。奇跡的に彼は生きていた!? 不毛の赤い惑星に一人残された彼、植物学者にしてエンジニアのマーク・ワトニーは限られた物資と自らの知識(とユーモア)を駆使して生き延びていく。


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~~~~以下、完全にネタバレ~~~~


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2016年02月11日 (木) 01:25 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 捨てま捨てる | | | Edit |
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電子ピアノを会社の後輩にあげた。

そしたら音が鳴らなかった。
どうやら本体の故障らしい。

もともとそのRolandの電子ピアノは、私が就職した初ボーナスで買ったものだ。特に知り合いもいない札幌で、これを機に子供のころにやっていたピアノを再開しようと思ったのだが、買っただけで満足してしまいほとんど弾く事も無いままこの数年は東京の実家に放置状態だった。
それが、昨年末に今住んでいる福岡のマンションに送られてきた。正直邪魔だったので、ちょうど後輩の奥さんが電子ピアノを欲しがっているという話を聞き、譲ることにした。しかし鳴らないとはね。

後輩によると、Rolandのサービスセンターに電話をしたところ、出張修理は出張代2万円+修理費がかかり、でも10年以上前の製品だから修理できない可能性が高いと言われたとのこと。
これは申し訳ない。
うーん、修理をするなら修理費は私負担、またいっそ後輩(の奥さん)が好きな新品を買う事にするなら、その半額程度(=修理費とだいたい同じ4~5万円程度?)をやはり私が負担したい、と思う。そのように後輩に申し出たのが昨晩のことだが、まだ返事は無い。
まぁ、費用負担を断られても(遠慮されても)、壊れたやつが下取りで1万円くらいにはなるはずなので善意が無にはならないだろう。

さきほど「正直邪魔だった」とは書いたが、置けるスペースがあるなら置いておきたいものだった。
まだ何度か転勤で引っ越すだろうし、これから子供の荷物も増える事も考えるとちょっと厳しい。

と、いうか、

電子ピアノも大きな荷物ではあったが、昨年末に実家から送られてきた荷物のうち電子ピアノはその一部でしかない。
年末年始に妻子(孫)を連れて帰省するにあたり、母が、私の部屋を片付けて広くしておかなくてはと考え、まず電子ピアノを送ろうとしたら大きすぎて宅配便ではなく引っ越し業者でなくてはダメという事になり、それならついでにと雛人形に加えて、実家の私の部屋に置いてあった私物がほぼ全部送られてきたのだ。
結果、ある日帰宅すると、全部で一部屋(6帖)がほぼ埋まるくらいの量の荷物が届いていたのだった。呆然とした。正月明けに睡眠時間がわずかしかない多忙状態に陥ったのは、時に深夜にまで及んだ仕事と、帰宅後のこの荷物の片付け・処分作業が重なったからであった。

さて、雛人形。
7段飾りの本格派。これが一番かさばる荷物だった。亡き妹のもので、今は私の娘のものとなった。飾るにも仕舞っておくにも場所が悩ましいサイズだ・・・が、これは仕方がない。
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他に届いた私物のほとんどは捨てた。
多かったのは本。スティーブン・キングのハードカバー初版が揃っていたが、あんまり面白くなかったやつは捨てた。マンガも、ドラゴンボール(ベジータ編まで)を残してあとは捨てた。
本は段ボール3箱くらいあったが、そのうちの1箱に、クローゼットの本棚の奥に押し込まれていた古いエロ本も入っていた。こんなもの孫(子)が生まれたばかりの息子に送り付けなくてもよかろうに・・・。まったく、母の気は確かだろうか?しかも大量の箱の中でよりによってエロ本が入っていたその「本」と側面に書かれた箱だけ、帰宅した時に既にガムテープが剥がされていた。嫁に「(箱の中を)見た?」とは聞いていないし、嫁も特に何も言ってきていないけど・・・。あぁ、もう。('A`)ウボァ もちろんまるっと捨てた。正直に言うとプレミアが付いていた1冊だけは残した。使う予定があるわけではない。

私の部屋のどこにあったのか、大学自動車部に所属した名残の工具一式も入っていた。

201601112333000.jpg 見て見て、カイロ・レンのライトセーバーみたい!

この十字レンチを含む工具一式は、とりあえず捨てずに車の荷台に載せた。これも使う予定があるわけではない。

CD。気に入った曲が入っていて且つ再入手が難しそうなものを残し、捨てた。本とCDはブックオフなんかに持っていけば数千円にはなっただろうけれど面倒臭い。
CDラジカセ、プレステ3も捨てた。ファミコンのソフトはまだ残してある。これは写真を撮って、あとで記事にでもしてから、まんだらけに売る予定。捨てるのはしのびない。
電子ピアノは先述の通り、あげた。
大学生のころまでの(デジカメ普及前の)写真は、アルバムを整理して半分くらいは捨てた。
思い出の品といえば、セイシェル土産のヤシ(希少種)の実なども捨てた。残したのはサッカーW杯フランス大会日本対アルゼンチン戦のチケットくらいか。

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帰省中、母から「セイシェル土産のヤシの実はどうしたの?」と聞かれた。
アフリカ沖(西インド洋)の島国、セーシェル共和国にしか生えていないという双子ヤシ(ココ・デ・メール)の実だ。旅行した際に買って帰った。女性の尻のような形をしていることから、媚薬として重宝されたり、色々伝説があったりするらしい。採取には国の許可が必要で、もちろん私が持ち帰ったものにも許可証シールがちゃんと貼ってあった。
帰省の直前に何かのテレビ番組で希少なものとして取り上げられたらしい。「捨てた」と答えると、送料をかけて送ったのに何事かと責められた。そんな事言われてもな・・・。あの大量の荷物を、転勤族でマンション暮らしの私がどうすると思ったのだろうか。

こんな風に、実家に置いてあった私物のほぼ全部を捨てた。

別に、断捨離なんて言葉はクソ食らえと思うが、私にとっての思い出の品も、どうせいつか私が死んだ後はただのゴミだ。そうなってからそれらが娘か誰かの手でどんな物かも分からないまま捨てられるよりは、自分の手で適宜処分していく方が良い。
そもそも、母がこんなに大量の荷物を送ってきたのは、私の正月の妻子連れ帰省に備えてということもあるが、母が昨年に一時危篤になったことも大きな要因だ。その後持ち直し、今は一応普通の生活を送ってはいるが、いつかまた突然危険な状態になるかもわからないという事で、母はそうなる前に家の色々の整理に力を入れ出した。残っていた妹の遺品もだいぶ処分したそうだ。
まぁだからと言ってエロ本を(略)。・・・というその時に親に対しイラッとした気持ちもやっぱり捨てた。

不必要なものをだいぶ整理出来た今、けっこうすっきりした気持ちでいる。イェィ!


テーマ:片付け・収納・お掃除
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2016年02月01日 (月) 01:37 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 違い ~白滝と糸こんにゃく~ | | | Edit |
昨日、嫁の誕生日だったので、ケーキを買った上で早めに帰宅し、夕食も作った。鍋。博多水炊き風の鶏肉の鍋。
嫁は風邪をひいていたので、誕生日ということでゆっくりしてもらって鍋で温まって野菜も多く摂ってもらおう、という意図での鍋づくりであり、ケーキと鍋の相性にはこの際目をつぶった。
料理をほとんどしたことが無い私が初めて独力で(しかも適当に)作る鍋だったので、具の選び方や煮込み方に明らかに課題が見えた出来ではあったけれども、大きく失敗ということもなく完成。鍋だし。まぁ、ポン酢をかければイケる。ポン酢最高。

さて、その日の帰宅前に時間を遡るが、今日は残業が無さそうだと判断した時点で「今夜は俺が鍋を作るから夕食の準備しなくていいよ!」と嫁にメールで宣言し、見込み通りほぼ定時で退社してスーパーへ。
これまで嫁が何度か作ってくれた鍋はいつも大体同じだった。メイン豚肉で野菜たっぷりの薄口スープ鍋。あとなんか一番上に餅も入れる。おでんの餅巾着は別として、鍋に餅を入れる事に馴染みの無い私であったが、嫁の家では普通のことであったらしい。入れても何も問題は無いのだけれど、家による文化の違いをちらりと感じたり。
ともかく、折角独力で作るんだから嫁とはちょっと違う鍋を作ってみようと考えた私は、肉は鶏肉にし、野菜やキノコも普段とは違うものを主に選んで買ってみた。そうだ、白滝も入れよう。嫁の鍋には入っていた事が無い。

・・・・うむ?糸こんにゃく、糸こんにゃく、あれも糸こんにゃく・・・・白滝はどこだ?

白い糸こんにゃくだの結んだ糸こんにゃくだのと色々売られていたけれど、「白滝」と書かれたものが無い。あれ?そもそも白滝と糸こんにゃくって何が違う?・・・同じものだっけ?と困惑した私は、結局マロニーを買った。(マロニーも、嫁の鍋にも我が家の鍋にも入っていた事が無いもの)

結果、鍋の出来は先述の通り。それなりに美味しく食べられた。
ケーキも新しい店を試してみたのだが、これもなかなか美味しかった。
先に用意しておいたプレゼント(エンフォルドというブランドのパンツ)も喜んでもらえたし、自分でもなかなかセンスの良いものを選んだと自負している。
(男性諸氏へ: エンフォルドのジョッパーズパンツは、腰回りがゴムで、形も綺麗で、動きやすく、自宅で洗える、というものなので産後・子育て中の嫁に贈るものとしてオススメですよ。)
話が少し逸れてしまうけれど、この誕生日以外にも、クリスマスや結婚記念日に嫁には洋服をプレゼントした。それぞれ嫁の好みも考慮した、ちゃんと似合うものを選べたと思っている。私に洋服のセンスが無いわけではないらしい。他人のことなら似合う・似合わないは分かる。しかし・・・自分の私服となるとセンスがまるで働かないのは何なのだろう?私服は滅多に買わず、今持っている私服のほとんどが10年以上前に買ったものなのだが、中途半端に冒険的な服が多い印象。そして多分、今買い直しても同じ買い物(ミス)を繰り返すような気がするのである。なんだかなぁ。「こんな服が似合うようになりたい」みたいな気持ちが邪魔をして、自分を客観視しきれないらしい。

今日、白滝と糸こんにゃくの違いを調べてみた。

 【「しらたき」は、コンニャクイモに含まれる多糖を糊化し、細い穴から押し出し、お湯に流し
  込み凝固させて作る糸状のこんにゃくのことをいい、主に関東で使われていた製法です。
  一方「糸こんにゃく」は、四角い板こんにゃくを細く切って作る糸状のこんにゃくのことをいい、
  主に江戸時代頃に関西で使われていた製法です。
  現在では「糸こんにゃく」も、ほとんどが細い穴から押し出し凝固させる製法がとられており、
  製造方法で両者を区別することが少なくなっています。】

    参考: 糸こんにゃくと白滝の違いは? - こんにゃくドットコム
    http://www.konnyaku.com/info_konjac/kon42.html


とのこと。
なるほど、厳密に言えば今「糸こんにゃく」として売られているもののほとんどは「白滝」なのだね。
でも要は同じものだ!
福岡県のスーパーで「糸こんにゃく」しか売られていなかったのは、ここが西日本だから。
今度鍋を作るときには入れてみよう。

違いがあっても結局同じもの、その違いが特に影響無いもの、わりと結果を左右するもの、色々な「ささいな違い」が私の頭の中で交錯した一日でした。
細かい事を気にしないのと、細かい事に気が付かないのは全然違う。その違いは結構大事。
誕生日に鍋を作ったか作らなかったか、という違いは、それが直接すぐに結婚生活を何か良くしたり悪くしたりする影響は及ぼさないでしょうけれど、10年、20年と経った時に微笑ましい話となっているか「なんで鍋とケーキだったの?」と文句を言われる日が来るのか、は今後の積み重ね次第で変わってくるのでしょうねぇ。一応私としては嫁への感謝やねぎらいの気持ちを表現したつもりですし、まぁ、出来れば温かい家庭ってやつで生きていきたいです。しかも出来れば行き当たりばったりで(笑)。



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