2017年05月10日 (水) 12:00 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 新海誠監督組作品に主演した話 | | | Edit |
アニメ映画『君の名は。』 (英題:Your Name.) が大ヒットした新海誠監督の新作となる、某企業のTVCMが6月から放送開始されます。
お蔵入り寸前だったけれど、無事放送される事になって一安心♪

『君の名は。』のDVD・Blu-rayもようやく7月26日に発売される事に決まりましたね。

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さて、今日は何の話かと言うと、その今度放送開始となる某企業CMは第5弾になるのですが、その第1弾の主役のモデルは実は私なのです、という事をちょっと自慢しちゃうよというお話。
これ(↓)、これが私なのです。

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この画像、右下の会社名とロゴを中途半端にモザイクで消してありますが・・・

このように画面に見切れて右半分だけの会社名とロゴが、『君の名は。』の劇中で登場しています。

映画終盤、瀧くんが就職活動をしているシーンで面接会場の入り口の横に出てきます。「あ!うちの会社じゃん!新海誠監督はうちの会社のCMも作ってたし、遊び心でこれ入れたのかな」と、見つけた時にちょっと嬉しくなりました。


それにしても『君の名は。』の大ヒットぶりは凄かったですね。
去年の8月に公開されたのに、つい先日のGWもまだロングラン上映が続いていました。
正月休み明けの職場で、普段あまり映画を(特にアニメは)見なさそうなおじさん、おばさん達が「2回目を観に行った」とか「観に行きたいけどまだ行けてないのよね」なんて話をして盛り上がっていたのがとても印象的でした。
私も公開から一ヶ月ちょっと経った頃に、口コミの絶賛に興味を惹かれて観賞しました。新海誠監督の過去の作品も見たことはありませんでしたし、『君の名は。』も「そのうちDVDで見てもいいかも」くらいの気持ちしかなかったのですが、観て大変満足し、後日、嫁に「面白かったよ、うちの会社も出てきたよ」と伝えたところ、嫁は「ふーん、私はいいや」とつれない返事でした。
そんな嫁も、GW中の台湾旅行の際に機内観賞。ただし、2時間弱の飛行時間内では映画が終わらず、しかも旅行が月を跨いだせいで帰りの飛行機では上映プログラムが変わっていて、ラストを観れていないのですが。
「楽しかったのに!あと10分あれば見終わったのに!DVD借りて帰ろう!」(嫁)
「まだ出てないよ。どこまで見たの?」(私)
「変電所が爆発したとこ」
「それあと10分どころじゃないわ」

どうやら嫁は最初に『ラ・ラ・ランド』を見始めたけど吹き替えも字幕も無い英語版だったのでやめて、次に『闇金ウシジマくん』を見始めたけど思ってたようなコメディーじゃない事に気付き、そこから『君の名は。』に切り替えたら、今度は思ってたような“高校生男女の体が入れ替わってラブラブコメコメするアニメ”ではなく楽しい!となったとの事。
私が気に入ったものを嫁も気に入ってくれて良かった(笑)。 今度、DVDが出たらレンタルして2人で最初から観ようと思います。

ちなみに私は台湾の行きの飛行機で『メッセージ』(ラスト10分を除く)、帰りの飛行機で『スプリット』(ラスト10分を除く)を観る羽目になり、うわああああ!ってなった。
一方、娘(2歳)は『SING/シング』の最初の10分に食い入るように見入って、あとは熟睡して、大満足。これならもうハワイとかヨーロッパへの長時間フライトにも連れて行けるかも・・・。

閑話休題。


さて、本題の某企業のアニメCM第1弾の動画を貼っておきます。
動画を貼っちゃうと当文中で企業名を伏せている意味が分からなくなってくるけど。



この主人公の男性のモデルが私だ、という話です。

何だよ「みんな自分がモデルだってそう言うんだよね」って!! 本当だよ!!信じろよ!! あ゛ぁ!? お薬!? ちゃんと飲んでるよ!! 虹色の奴!!

すいません、取り乱しました。そもそも微妙、かつ男の自慢話は格好悪いということで滅多にこの話はしないのですが、たまにしても社内ですら(最初は)そう言われるんですよねーーー


このCMは「新ドーハ国際空港」篇

2008年の秋ごろからTVで放送され、会社のポスターにもなりました。
見覚えのある方もいらっしゃるかと思います。

そこから遡ること半年、2008年2月

私はそのカタールの首都ドーハに住み新ドーハ国際空港(New Doha International Airport)建設プロジェクトに携わっていました。

関連リンク: 新ドーハ国際空港プロジェクト (2007年10月21日)
http://godspeeddiary.blog84.fc2.com/blog-entry-73.html


そんなある日、社長が現場視察にやって来ました。
ところが同日に、別行程の別グループで、会社の広報部の人たちもドーハにやって来たのです。
作業所長やら部長やら課長やらはみんな社長対応に。最年少の下っ端だった私は一人だけ広報部の対応係に任ぜられました。
そうして私は広報部の皆様(3人くらいだったかな)を現空港まで迎えに行き、車に乗せて、広報部社員のリクエストに応じて一日掛けて広い現場内とドーハ市内を案内して回ったのでした。
広報部の方達は「会社のポスターや社内誌のための取材に来た」というような事を言っており、ドーハの前にはトルコでも取材をしてきていました。
写真をたくさん撮っていかれましたが、私はたびたびリクエストに応じて写真に写りました。「図面を抱えて、こちらに背中を向けて立って」とか、「現地作業員と図面を囲んで、図面を指差しながら作業員に指示してる風にして」とか。
私は、そのうち社内誌の海外プロジェクト紹介か何かのページの隅っこに小さい写真が出るかもな、ちょっと楽しみ、くらいにしか思っていませんでした。

しかしそんな記事が載らないまま数ヵ月が過ぎた頃、会社の新ポスターを見て驚きました。

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これ、俺じゃん!!?

「図面を抱えて背中を向けて立っ」た時の、まさにあの時の俺じゃん!!
っていうかこの絵・・・・、
新海誠さんじゃないの・・・?すげぇ・・・。俺、新海誠の映像作品の主人公のモデルになっちゃった!

関連リンク: 日本を遠くはなれた異国で、僕は空港と自分自身を建設している。(2008年12月10日)
http://godspeeddiary.blog84.fc2.com/blog-entry-207.html


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動画の冒頭には、私が広報部の皆さんを案内して歩いたオールド・スーク(ドーハ市内の当時出来たばかりの古い市場を再現した観光スポット)も登場しています。他にカリファ・スタジアムやCity Centre ショッピングモールなども案内しました。

なお、図面を抱えて背中を向けて立った姿は、実際には、この工事現場内のルールに則り黄色い光反射チョッキを着ていましたが、映像等ではそれは除かれています。
あと、なんか足も長く、スタイル良くされてますし、なんか日本には私の帰りを待っている彼女的な女性がいるような風にもされてますが、それらは全て演出です。

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さて、実際には、少し後で知ったことですが、これは新海誠作品ではありませんでした。

このCMには新海監督自身は携わっておらず、監督・作画は田澤潮さん、背景美術には丹治匠さん、さらに主人公の声は俳優の萩原聖人さん、という新海誠監督作品のスタッフが制作した作品です。
なお、この後の第2弾CM「トルコ・ボスポラス海峡トンネル」篇以降は、新海誠監督作品です。


ということで、今度、2017年6月から公開される新CM(第5弾)も新海誠監督作品です。

「シンガポール・地下鉄トムソン線」篇。

しかし、冒頭に書いたとおり、これは危うくお蔵入りするところでした。

本来は昨年、2016年秋ごろから放送開始の予定でした。
その少し前くらいの頃にはTwitterで新海誠監督がシンガポールで仕事されていたとつぶやかれていたりしています。

新海誠さんのツイート 2016年8月8日
https://twitter.com/shinkaimakoto/status/762611853599973376

「シンガポールでの仕事、終了です。いや本当に楽しい時間でした。いただいたものを活かせるよう頑張らないと。屋台で夕飯を食べて、空港に向かいます。帰国したら『君の名は。』プロモーションの再開です。」

新海誠さんのツイート


ところが、いよいよ新CM放送開始というタイミングで、皆様ご存知であろうあの博多駅前陥没事故が発生したのでした。それにより、陥没事故の原因となったものとまさに同じ地下鉄工事を題材にした会社の新しいCMなど流せるはずもなくなり公開中止、そのままお蔵入りだと言われていたのです。
それが、博多の地下鉄工事が再開に向けて動き出したし、目処も立ってきたということで、公開されるようになったようです。

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この事故も死傷者が出なくて本当に良かった・・・。


と、まぁ、以上、強引な題名をつけてまで、別に自分が特に何を努力したわけでもないものについて自慢する記事でした。

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いやぁ、それにしても・・・当時の記事に関連リンクを貼ってはみたものの、それらの記事が我ながら痛々しくて・・・悲しい。
薬?飲んでなかったかも、虹色のやつ・・・

関連リンク: ベイダー卿のドーハ市記念撮影ツアー (2008年11月19日)
http://godspeeddiary.blog84.fc2.com/blog-entry-203.html


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2017年05月08日 (月) 12:57 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - クールビズは13年目 | | | Edit |
ゴールデンウィーク明けの今日からクールビズが始まりました。正確には5月1日から。違いと言えばネクタイの有無だけなのだけれど、この開放感は嬉しい限りです。
 
クールビズとは、ノーネクタイ・ノージャケットで冷房を節約して「地球の温暖化」や「節電」に取り組もうという主旨で、2005年(平成17年)から環境省の呼びかけで始まったキャンペーンです。室内の冷房設定温度を28度(目安)に抑え、それに対応出来る服装が推奨されており、先ほど私は「違いと言えばネクタイの有無だけ」と書きましたが、半袖Yシャツやチノパン、更に革靴でなくても良いとする会社もあるようですね。私は夏しか着られないようなYシャツを別途用意するのも面倒(無駄)だし、万が一急にかしこまった対応をしなければならない状況になった場合に備えてジャケットも着て(持って)出社しています。ネクタイも一応カバンの中に1本入れてありますが、思い返してみても実際にそのネクタイを使用した機会はほぼ無かったように思います。最近はいざとなればそこらのコンビニでも間に合わせのものを購入出来るので、持ち歩く必要すら無くなったかな。なんというか、毎年、約半年もの間ネクタイが無くて何も問題無いのであれば、ネクタイの存在意義がよく分からない・・・。冠婚葬祭パーティー時だけの装備になっても良いのでは?秋、クールビズの終了と共にそんな思いが頭をよぎるのも毎年の馴染みの事となりました。
2005年から始まったという事は、クールビズは今年で13年目という事です。すっかり世の中に定着しましたね。
 
さて、5月1日から・・・というと、私の個人的には、やはり5月1日付けで福岡(九州)に転勤してきたので、福岡生活も同時に5年目に突入したという事になります。「満4年が経過!?早い!」と感じるのは、年齢と共に時の経過の体感時間が加速しているせいもあるでしょうけれど、やはり結婚したり子供が生まれたりと色々あった事が大きく影響しているのでしょう。
4年というのは、私が今の会社に入ってから同一の場所に連続して住んだ期間としては最長記録(更新中)です。以前住んでいた札幌も好きでしたし、東京はやはりホームとして特別な感覚がありますが、ここ福岡も大変住みやすく、気に入っています。ここで長く暮らせている事を幸運だと思っています。
嫁は福岡に来てから約3年。そんな嫁は私以上に福岡が気に入ってしまいました。福岡で土地勘の無い中でたまたま暮らし始めた西新という土地は、普通に暮らすにも便利なうえ、子育て家庭に非常に人気が高い地域でもありました(転勤族も多い)。最近、娘の幼稚園をどこにするかなどその将来について具体的に考えたりし始めた中で、嫁はもうこのまま福岡に定住したいと言っています。
私もそれも良いだろうなと思っています(東京にはいずれ戻るにしても)。ただ、そうする為には転職が必要なのですよねえ。この歳で私ごときが妻子抱えて転職活動っていうのは現実的ではないだろう、と私はちゃんと考えもしないうちから消極的な事を思ってしまうのですが、そんな私を尻目に、もともと外資系会社勤めだった嫁は、早速転職サイトなどで情報を集めています。別に、私は家に帰ってから仕事の愚痴を嫁にこぼしたりなんて事はしていないのですが、今の会社に特に執着は無い事は伝わっているのでしょう(苦笑)。転職の一番のネックは収入減でしょうけれど、それも嫁から「今、外勤手当ても残業代も家賃補助も無いんだから、実質そこまで大きく減らないでしょ」と言われるとそれもそうかもと思ったり。
正直、私が今まで転職していないのは面倒くさかったからでしかなく、ちょうど今年は異動や昇給などの動きからこの会社に留まる意味があるのかどうかが明確になりそうだし、年齢的にも、今年の夏は転職を真剣に考えるべきベスト且つ最後のタイミングかもしれません。今回は面倒くさいとは言っていられません。一度真剣に考えてみましょう。
 
2017年度のクールビズ実施期間は5月1日から9月30日までとなっていますが、それが終わる頃、また私の環境は色々と変わっているかもしれません。
気象としても猛暑が予想されているこの夏、(転職をしようがしまいがどのみち)2歳の娘を持つ私は省エネで過ごすわけにはいかぬのです。
 
 
・・・と、
 
 
会社での昼休み、パソコンでWebニュースなどを見ていたら、その画面の周りに転職サイトの広告がたくさん表示されてきたのを見て、そう決意を新たにしたのでした。
 
懸命な皆様にはもうお分かりかもしれませんが、どういう事かと言うと、私が自宅のパソコンと会社のパソコンとで同じGoogle等のアカウントでログインした為に、その検索履歴などが同期されてしまい、それを元にして表示されるパーソナライズド広告(今回は転職サイトの広告)が会社のパソコンでも表示された、という事です。つまり嫁は今日、自宅の共用パソコンで転職サイトを研究していたという事です。
広告は全く構わないのですが、なんだか嫁を見張っているようなのが嫌だったので、この検索の同期(保存)は設定で停止しておこうと思います。皆様も、家族やパートナーと共用パソコンがありそこで個人のスマホと同じGoogleやMicrosoftのアカウントでログインしている方は、出張先でスマホで性風俗を検索した事がご自宅の家族に筒抜けになってプライベートまでクールに・・・なんて事態は避けるべくご注意ください。

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テーマ:就職・転職・起業
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2016年12月28日 (水) 20:26 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 仕事納め 2016 | | | Edit |
2016年12月28日、水曜日、18時50分 @福岡市。

あーーー、今年の仕事終わった。

今日は仕事納め。
もうほとんどの人が「良いお年を」と先に帰社し、今この事務所内に残っているのは私含めてたった3人。ちょっと離れた席にいるあとの2人は名前も知らないし話した事も無い人だ。
一足先に職場を出た同期社員からは、つい先ほど電話が来た。直属上司を交えて近くで一杯飲もう、というお誘いだった。というかお誘いと呼ぶには少し強引な調子だった。断られるなんて思ってもいないような。きっと年明け以降の人事について私も巻き込んでざっくばらんな話をしたいのだろう。分かる。でも気が進まないから、久しぶりにブログをちょっと更新してから向かうとしよう。

ちょっと前に小さな異動を受けて、北九州市勤務から福岡市内勤務に変わりました。
通勤時間が短くなったのは嬉しい。
でも残業と休日出勤が増えて給料が減る、というのは全然嬉しくない。
クリスマスイブもクリスマスも出勤だったり、年末年始も福岡市から遠く離れられない為に帰省も旅行も出来なかったりして、まぁ会社のドタバタに伴ってそこそこ忙しい、というか拘束時間が長い日々が続いているのです。

そんなわけで妻子との交流が乏しい状態なので、私としては今日はもう帰りたい、もしくはこんな早い時間に仕事を上がれるなら天神の美容室に行って散髪したい。それが率直な希望だし、この数年間この手の社内の飲み会を一切お断りしてきた私でもありますが、今日は上司さんと同期君が飲んでいる場に珍しく顔を出すつもりです。理由は特に無い(B型)。散髪してから居酒屋に行くのは時間的にはアリだけれどもそれは2人にまるで無意味に喧嘩を売る事にしかならないので、こうしてブログを書いてる。どうだい、俺だって空気を読めるんだぞ(違)。…とりあえず居酒屋に着いたら様子を見て、話を聞いて、そして多分私は彼らが満足するような話はしない気がするな。
なんていうかね、人事なんてね、好きにすればいいんだよ。

さて、そろそろ行こう。

皆様、良いお年をお迎えください。

テーマ:建設業
ジャンル:就職・お仕事
2016年11月18日 (金) 23:38 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - なんでもないや | | | Edit |
今日、私が担当している社内事務所のひとつにいた若手社員Aが、精神科にかかってうつ病と診断された。
その上司Bが彼のことを「バカ、使えないやつ、役立たず、死ね」という言葉を連発して罵倒しまくりながら、休みもろくに与えずにこき使っていたから、(適切な表現ではないかもしれないが)妥当な結果だと思う。

私はA・Bとは所属している部署が違い、指揮命令系統が違う。(つまり彼らは私の部下でも上司でもない)

その事務所はしばらく閉鎖されていて今年の夏頃に新しい人達(A&B)が来て使用再開となったのだが、よく分からない書類が詰め込まれた段ボール箱が山積みされ倉庫のような状態で、私は「業者とトラックを呼んで全員で一気に片付けましょう」と提案したのだが、Bは「それは金がかかるから、全部自分たちでやる」と宣言。
私も週に1、2回顔を出しつつ、その際には自家用車に段ボール箱を積めるだけ積んでちゃんとした倉庫まで何往復もしたりと少々の手伝いをし、ひと月後くらいには綺麗な事務所に変わった。
その頃から上司BがAに対して「バカ、役立たず」という言葉を連発する様子が少々私の中で引っかかってはいた。もともと元気の良いキャラのAは、私が「大変そうだな」と声をかけると「大丈夫です、Bさんには慣れてますから」と笑って答えていたが、お盆休み明けのある日、また私の車に段ボール箱を満載して2人で倉庫に向かっていた時、車中でふと暗い疲れた表情になり「お盆休みには毎日出社して1人で事務所を片付けていました・・・」と愚痴をこぼした。「お盆休みには海外旅行に行く予定をしていたのに、Bさんに休み明けまでにここまで片付けておけって言われて、旅行は直前キャンセル料を払って、もう毎日出勤して片づけをやるしかありませんでした。」
ちょっと唖然とした。そんな命令をするBも頭がおかしいが、そんな風に従ったAもどうかしてると思って返す言葉を考えていると、続けてAは「それなのになんで(私)さんは(お盆休み中に)一緒にやってくれなかったんですか?」と言って私に恨むような目を向けてきた。ますますおかしい。恨む相手間違ってるだろ!?

「なんでっつーか、俺は俺で別件で別の事務所に出勤しなきゃいけなかったから他の社員より短めのお盆休みしか取ってない。そもそも事務所の片付けを休暇潰してやれっていう命令がおかしいし、旅行は無理矢理にでも行って、せいぜい可能な範囲でちょっと休日出勤して、休み明けに『ここまでしか終わりませんでした』って言い放った方が良かったんじゃないの?たぶん俺だったらそうする」
「うーん、私は成長したいので、若手のうちはこの状況はむしろ歓迎です」とAは答えた。
この答えに私はまた違和感を持った。本気で歓迎してるなら黙ってやってりゃいいわけで、つまり強がってるんだろうけど・・・なんか変。もしかしたらマゾなのか意識が高いのか世代が違うのか知らないけれども私なんかとは違ってその状況を受け入れながら乗り越えられる人間なのかもしれないと思い、「とりあえずせめて残業代はちゃんと貰っておけよ」とだけ返し、それ以上は深く口を出さず見守ることにした。
こういう場合、助けを求められれば助けるが、求められない限りは助けなくて良いと思ってる。

その後、配管や腐った床板の交換も、材料はホームセンターにAに買いに行かせ、作業もAにやらせる形で行われ、その事務所は綺麗になった。Aは「私は何でも出来ますよ!」と得意げだった。
その事務所にはもう1人、他社からの出向社員C(50歳くらい)も配属になった。他の事務所から派遣社員のおばちゃんも週1くらいで雑用手伝いに来るようにもなった。
しかし上司BからのAへの当たりは相変わらず強く、むしろ徐々に辛辣さが増しているように感じられ、そのすべての語尾に「役立たずのバカ」呼ばわりが付いているような按配だった。怒鳴りすぎでBの声はしょっちゅうしゃがれていた。タバコのせいもあるのかな?A・B・Cの3人とも喫煙者だった事から、Bの判断でその事務所はいまどき珍しい自席喫煙可の事務所になった。
怒声は聞いていて気分が悪いし、タバコの臭いもヤニでべとつく文房具も嫌だ。私はその事務所に必要最低限だけ行って用事が済んだらすぐ他へ移動するようになった。しかしその短い滞在時間でも、その事務所の雰囲気が悪くなってきている事に気が付いていた。
いつ行っても、上司Bしか事務所内にいない様になった。
当初は違ったが今では若手社員Aも出向ベテラン社員Cも日中はまったく事務所に戻ってこない。昼休みですら戻ってこず、出前の弁当3個が並べられた打合せ机では上司B1人がそれを1個食べ、あと2個の弁当は手付かずで夜まで放置されている日がほとんどだった。たまにCだけは弁当を食べに戻ってくる日があったが、10分くらいで弁当を食べ終わるとまたすぐ出て行く。
だったらAもCも弁当を持って出て外で食べるか、弁当を取らず外食するとかすればいいのではと誰もが思うだろう。上司Bは、昼間くらい事務所に戻ってきてゆっくり弁当食べて休むべき(弁当を取らないとますます戻ってこなくなるし取って当然)と考えており、Aに対しては最初のうち昼休みになると携帯に電話をかけて「なんで昼休み戻ってこない?忙しい?そんなに忙しいのはお前がバカだからだ!」と言っていたけれど、だんだんそれはしなくなった。代わりに最近上司Bは、種類豊富な味噌汁(の素)を事務所に用意して「これでみんな事務所に弁当食べに戻ってくるようになるよな」と言ってきて、私は「そうかもしれませんね」と薄い愛想笑いで流した。バカとハサミは使い様、と言う。バカ(と思っている相手)をバカ呼ばわりすることしか出来ず使えないという時点で、そいつもやはりバカなのだろう。
こんな風にして私は滅多にAの顔を見かける事が無くなっていった。

数週間ほど前、派遣社員のおばちゃんが「A君が疲れてそうだったから『大丈夫?』って声をかけたら、目の前で泣き出してしまいました・・・」と私に報告してきた。無言で泣き出し、手で顔を隠して事務所を出て行き、顔を洗ってちょっと経ってから戻ってきて何事も無かったように振舞っていたそうだ。出向社員Cさんからも別途「この事務所は良くない」と言われたそうだ。

その数日後、私がその事務所に行くと、上司Bはすぐに打合せで外出し、めずらしく事務所にAとCが戻ってきた。たまに3人で軽い世間話をし、事務所にはいつもよりリラックスした雰囲気が流れた。
私はAがこの数ヶ月でだいぶ太った様子に気付いた。
「なんか随分体が・・・大きくなったようだけど。昼飯食ってないのに。夜に酒を飲みまくってるとか?」と聞いてみた。
「なんスか。確かに10kg以上太ったけど、(私)さん、殴っていいですか?」
なんでそうなる?Aの口元は笑ってるが、目が笑ってない。ちょっと本当に気分を害したらしい。よく分からないが。(っていうかけっこう上の先輩社員に殴るとか言う?)
「なんでだよ(笑)。ずいぶん攻撃的だねぇ。ストレス溜まってるんじゃないの?」と重ねて聞いてみた。
「ストレスは成長痛です!私はそう思ってます
「へぇ・・・そういう言い方もあるの・・・」
ちょっと疲れたとかBの愚痴とか何か救援信号と捉える事も可能そうな言葉を期待してたんだけど、妙な名言(迷言?)が返ってきた。まぁ本人がそんなに強がるならまだ放っておこうとこの時もそれ以上突っ込まず。

それからまたAの顔をほとんど見かけないまま数週間が過ぎ、つい先日には、上司Bはある書類の作成の為にAを事務所に呼び戻し、Aが作成→Bがチェック→Aが修正という一連の流れの間、Bは声をしゃがらせながらAに対してひっきりなしに罵声を浴びせるという場面に遭遇した。
ある意味いつもの光景だったが、この時は少し違っていた。「バカ、役立たず、何にも出来ないやつ」は今までも散々聞いた文句だったけど、「死ね」という単語が新たに、たびたび罵声に登場した。
実はこのちょっと前から「死ね」とも言うようになった件は派遣社員おばちゃんから話には聞いていた。しかし実際に耳にするとびっくりする。本当に言った!(おばちゃんの話を疑ってたわけじゃないが。)死ねだと?バカだの何だのもどうかと思う言葉だが、死ねは言っちゃいかんだろうが。そんな言葉を口に出来るという事が信じられない。
この時、「死ねは駄目でしょう」と私が口を挟めば何か状況は変わっていただろうか?

それから一週間ほど経った、今日。
若手社員Aは精神科にかかってうつ病と診断されたそうだ。しばらく休業する。
「~そうだ」という言い方なのは、A本人からはもちろん、その上司でありその事務所の責任者であるBからも、その報告を受けた会社からも、誰からも、私に連絡が無く、たまたま今日その事務所に行っていた派遣社員のおばちゃんからこっそり報告されただけだからだ。何だってんだ?
おばちゃんの話によると、Aは昨日、Bにしこたま怒られた挙句に強制帰宅させられ、いよいよ限界だと感じたAが今朝自分で精神科に行ったらしい。そして「うつ」と書かれた診断書を持って事務所の外まで来て、おばちゃんが事務所の外でその診断書を受け取り、Aは帰宅。Aの顔色はとても悪かったそうだ。あとは上司Bがすぐ会社に報告し、その後会社から数人が事務所に来たらしいけど、そこら辺は詳しくは分からない。
私も駆けつけようかと思ったけれど、もう、何も連絡が来ないのであれば知らんふりでいいやと考え直し、放ってある。

Aには早く元気を取り戻してもらいたい。


と、はっきり言って冷たい対応をし、それについて反省をしていない私には言う資格が無い願いかもしれないが、本当にそう願っている。

私の経験上、きついパワハラにあうと多くの人は3ヶ月しかもたない。
昔、「男の仕事はやせ我慢」という言葉を格好良いと感じた。今もそう思う。でもやせ我慢は、敵と、自分が守りたい相手に対してのみ見せるべき時のみに見せる事が出来ればそれで良いのではないか。四方八方に見せた挙句に自分自身までも欺くようなやせ我慢は危険と思う。結局のところ最終的に自分の身(と心)は自分で守るしかないのに、と、このところの電通の過労自殺のニュースとかも見てきて改めてそう思った。




2016年08月03日 (水) 00:31 | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 座右の銘は「省エネ」…かもしれない | | | Edit |
昼飯をサラダだけにするダイエット生活を続けて10ヶ月。
待ちかねた健康診断(6月末実施)の結果が出ました。

どやっ!

【結果】 (2014年 → 2015年 → 2016年)
 ・体重   71.5 → 74.0 → 62.5
 ・腹囲   89.5 → 93.5 → 82.6
 ・肥満度 13.9 → 17.3 → ▲1.0


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1年前と比べて、体重が11.5kg減、ウェストは11cmの減。
GPTの数値等も全てすっかり健康値に。
昼飯にサラダしか食べないというだけのダイエットでここまで痩せてきたので、心の片隅で「実はどこか病気があるのでは?」と心配もしていたので、この結果に安心しました。

一応、健康は私がひそかに自慢に思っている事の一つでして。
小学3年生の時に腕の複雑骨折で入院したのと歯医者を除けば、風邪で病院に連れて行かれた幼少時以来、医者にかかったことがありません。中高大そして入社以降も病欠は一度も無し。
実のところその事を結構自慢に思っているのですが、謙虚を美徳としているからというよりは、「調子に乗った途端に痛い目に合う」というこの世の法則のようなものが発動するのが怖い、つまり健康を自慢などしたらその途端に健康を損ねそうで怖いが為に、この事には触れないようにしてきました。そう、ここまで健康で生きてこれたのはきっとただの運なのだと謙虚に受け止める事こそが健康を保つ秘訣なのではないかと思っています。

さて、これ以上痩せたいわけではないのですが、続けるとどうなるのかという興味本位で、今も同じ食生活(ダイエット)を続けています。
まぁ、この食生活を続けた方が健康にも良さそうだし。
この2~3ヶ月間は体脂肪率がちょっと下がってきているものの、体重には変化が見られません。きっと日々の消費カロリーが今の摂取カロリーと釣り合っているのでしょう。普段は特に「省エネ」をしているつもりはありませんが、不必要な努力をしていない事は否定出来ません。たまに頭を回転させて集中して仕事に取り組む時には、甘ったるいコーヒーやお菓子をもりもり摂取しながらやっております。

その所為(おかげ)ってわけでもないでしょうが、先日会社でストレスチェック(ネット上でいくつかの選択問題に答えるだけの簡単なテスト)を受けたら、「あなたはストレスを全く抱えていません」という結果が出ました。簡単に言ってくれるぜ・・・!

そんな私ですが、最近、自分の社内人事評価が思っていたよりも低かった事に気付いてしまいました。
全国21人の同期入社のうち、まだ課長に昇格していないのは私を含めてわずか4人。あとの3人は鬱を患って休職してた人とかばかり。そいつらと同じ評価って、ちょっと、いやかなり、ヤバい。まぁ、でも、そうかな・・・そうかも。
そう謙虚に考えれば、あまりストレスも感じません。謙虚は人の為ならず、なんてね。


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